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ロッキー・ザ・ファイナル
原題:Rocky Balboa

ロッキー・ザ・ファイナル

ロッキーシリーズの6つめ。スピンオフはあるけど、これが最後!("たぶん"みたいだけど)
前作の「ロッキー5/最後のドラマ」(1990)からは16年もたってるよ。

シルヴェスター・スタローンのロッキー人生、渾身の最終章ってかんじ。

ロッキーシリーズは、「ロッキー」(1976)、「ロッキー2」(1979)、「ロッキー3」(1982)、「ロッキー4/炎の友情」(1985)、「ロッキー5/最後のドラマ」(1990)、「ロッキー・ザ・ファイナル」(2006)。スピンオフで、「クリード チャンプを継ぐ男」(2015)、「クリード 炎の宿敵」(2018)だよ。

ロッキー・ザ・ファイナルの映画情報

監督
シルヴェスター・スタローン
キャスト
シルヴェスター・スタローン
バート・ヤング
アントニオ・ターヴァー
ジェラルディン・ヒューズ
マイロ・ヴィンティミリア
トニー・バートン
ジェームズ・フランシス・ケリー三世
ロッキー・ザ・ファイナルのネタバレを含む場合があります

以下、「ロッキー・ザ・ファイナル」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
ロッキー・ザ・ファイナル」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

ロッキー・ザ・ファイナルのあらすじ・ストーリー

ボクシングを引退したロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)は地元でレストランを経営していた。
妻エイドリアンは数年前に他界し、息子ロッキーJr.(マイロ・ヴィンティミリア)は社会に揉まれるサラリーマン、ポーリー(バート・ヤング)はロッキーの近くにはいたものの、精肉店の仕事をしていた。
生きがいを失くし、思い出だけで生きているようなロッキーだったが、再びボクシングをはじめる。
その頃、現役チャンピオンのディクソン(アントニオ・ターヴァー)が自分のイメージアップのために、ボクシングを再開したロッキーとエキシビジョンマッチを希望してくる。
ロッキーはディクソンの申し出を受けることにして、ロッキーJr.とポーリーとデューク(トニー・バートン)とともに、最後の戦いに本気で挑む...。

ロッキー・ザ・ファイナルの感想・評価・レビュー

「ロッキー5」も異色だと思いきや、「ロッキー・ザ・ファイナル」(2006)もまた異色。ロッキーのこれまでに習わないスタイルは、「ロッキー4」(1985)以降またべつのたのしさがあった!(「ロッキー4」(1985)はたのしくなかったけど!)

今回は、翌日に目が腫れるくらい泣くほど感動した。

リアルタイムでみていたら、ロッキーのシリーズの最後が公開されると知って、満を持して映画館へ行っていたら、Blu-rayで見るよりもさらに響きまくって泣きじゃくっていたに違いないな〜。

おもしろ半分でみたロッキーに、こんなに泣かされるとは思いもよらなかった。

 

トラの目だったロッキーも、もう50代後半。ポーリーはさらに年を重ねて、さらに丸くなってすっかりおじいちゃん。

エイドリアンは数年前に亡くなってしまい、ロッキーはどうにか立ち直った風にして生活しているぽいけど、生きる糧を失くした空元気な雰囲気がかなしくてさみしかった。

さらに、父親にくっついていたロッキーJr.は、有名人な父との差に劣等感を抱くようになったらしく、距離を置くようになってた。

おじいちゃんになったポーリーは、エイドリアンの死から立ち直れないロッキーに、過去はもう振り返りたくないと。あまりにも華やかで楽しかった過去と今の生活を比べると、やらせない気持ちになるから思い出すことすらいやなんだろう。じぶんひとりの力では戻ることはできないし、あれがじぶんの人生のピークだと悟ったら、以降パワーなんて出るはずがない。

 

でもみんな、密かに思ってること。心の奥の炎は消えそうだけどまだ灯っていて、さらに燃やせるなら燃やしたいってこと。

 

ロッキーはまだ戦うことに挑戦し続けたい。だいすきなボクシングで生きがいを手にしたい。

ロッキーJr.は劣等感を抱くような自分を捨てたい。父親の愛を素直に受け止められる自分に戻りたかったんだろう。

ポーリーはいつからか生きがいになっていたロッキーを支える役割を離れたくない。闘志に燃えた輝くロッキーといっしょにいたかったんだろう。特にポーリーはあんなキャラクターだから心理が読み取りにくいし、もしかしたらただロッキーが活躍することで金儲けになるから、それだけが楽しみだったのかもしれないけど。

 

リトル・マリーが言ってた。みんな心のなかでくすぶっている炎があって、ほとんどのひとは消えていく。でもロッキーは炎を消す人間じゃないと。

悪く言えば、みんな他力本願。毎度のことだけど。でも他力本願になるのは超理解できる。

ロッキーが、みんなの思いをぜんぶ背負っちゃうから。家族とか、じぶんを信頼しているひと(ついでに信頼している風のひと)を守るし、しあわせにしちゃうから。

大変なことはたくさんあるけど、こんないいひとに不幸は長くいない。こんなに努力するひとに幸が来ないわけがない。

まわりの人間や時には動物まで、みんなをしあわせにするスター。

 

だれでもしあわせになる権利がある。だれにもしあわせの追求を拒む権利はない。いくつになっても、挑戦する権利があって、拒まれる権利はない。

シルヴェスター・スタローンがロッキーの最後で伝えたかったこと、とっても刺さったよ。

 

ラスト、チャンピオンのディクソンとのエキシビションマッチは、これまででいちばんかっこよかった。60歳目前のロッキーが、全力で燃え尽きるまで立ち続けたシーンは、たぶんもう一度みたとしても、泣かずにはいられない気がする。

どこか掴めないポーリーも、ロッキーがディクソンと戦ってからのシーンでは、なにをおもっているのか感じているのか言いたいのか、よくわかったもん。

 

じぶんの好きなことを貫いたり、ロッキーの半分も生きてないのに挑戦できなかったり、そもそも好きなことすらよくわかんないあたしには、ロッキーはかっこよくて、遠く及ばず憧れる存在になってしまった!

これまでロッキーを知らなかった人生は損だったな、ておもうくらい、衝撃で感動であったかい映画だったよ。

 

原題が”Rocky Balboa”てのも、超かっこいい〜

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