
「スパイダーマン」(2002)からはじまるシリーズのリブート映画。新たにアンドリュー・ガーフィールドをピーター・パーカーとして迎え、オリジナルよりもはるかにパワーアップしたスパイダーマンが!
シリーズは「スパイダーマン」(2002)、「スパイダーマン2」(2007)を。
リブートの続編は「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)を。
マーベル・シネマティック・ユニバースのスパイダーマンは「スパイダーマン ホームカミング」(2017)。
アメイジング・スパイダーマンの映画情報
- 2012年制作
- 136分
- アメリカ制作のアクション映画
- 映倫(G)
- オフィシャルサイト
- 監督
- マーク・ウェブ
- キャスト
- アンドリュー・ガーフィールド
エマ・ストーン
リス・エヴァンス
デニス・リアリー
キャンベル・スコット
イルファン・カーン
マーティン・シーン
サリー・フィールド
エンベス・デイヴィッツ
クリス・ジルカ
マックス・チャールズ

以下、「アメイジング・スパイダーマン」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「アメイジング・スパイダーマン」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
アメイジング・スパイダーマンのあらすじ・ストーリー
幼いときに両親が失踪し、叔父夫婦のもとで育ったピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、あるとき自宅でかつて父が使っていた鞄を見つける。
鞄のなかには、オズコープ社で研究していたであろう資料が入っていた。
ピーターは父のことを尋ねるためにオズコープ社のコナーズ博士を訪ねると、そこで得体の知れない蜘蛛に噛まれ、ピーターの体に異変が起こる。ピーターは、人間ではあり得ないスーパーパワーを手に入れた。
ピーターは、そのパワーでスパイダーマンになり、悪党を退治するヒーローになるが...。
アメイジング・スパイダーマンの感想・評価・レビュー
アクションもドラマも断然アメイジングのほうが好み。イケメンと美女のレベルもアップしたことも手伝って、みている側として思い入れがぜんぜん違う。「スパイダーマン」(2002)のトビー・マグワイヤはもちろん適役だとおもっているけど、特にヒロインの差が大きい。ファンが多いキルスティン・ダンストはあたしのタイプではないのでひいき目も含む。
本作のよいところは、ストーリーの多くがとても自然。特殊能力のヒーローなんて自然なわけがないテーマなのだけど、ストーリーはいたって真面目で理解ができる。幼馴染に恋するなんて気持ちわるさもないし、いじめっ子が実はいいヤツだし、グウェンとのラブも三角関係の面倒くささがなくシンプル、グウェンの父親との関係も人間ドラマがいいし、悪役が悪でないのもいいし、悪役がパーカーに一目置いているのもいいし、悪役がもとに戻るのもいい、続編へのつながりもとても自然だ。ここでオリジナルを悪くいうのは違うのだけど、オリジナルがあまりに根拠がなくて、いちばんの厄介はヒロインが常に気が多くて、難しい親に育てられ、なかなかの尻軽だったことだ。あんなヒロイン、汚すぎて好きになれないのが大半のはず。それに恋するマジメでピュアなピーターは、人と違ったものの見方や考え方をする人間だろうと予想できるし、応援とほ程遠い感情にさせられる。
肝心の悪役は、まったくの極悪人ではなく、ただの熱心な博士で凶暴化すること以外の害がなければ問題がなさそうだったけど、やけくそになってしまって本物の悪になってしまう。ただ研究に勤しみ、じぶんの右腕や不自由に困るひとたちを助けたかっただけなのにね。黒幕を匂わせつつ、黒幕よりも若き恋にスポットライトを当てた最後だったので続編に続くという感じ。
若き恋も見ていて恥ずかしくなるような、いわゆる甘酸っぱそうな二人にキュンとさせられる。オリジナルのような三角関係や浮気もなくておだやかにみていられる。
そして、ベン叔父さんとメイ叔母さんのエピソードもとてもよい。ベン叔父さんのボイスメッセージを何度も聞くピーターも健気でいい。スパイダーマンになりたてのピーターが傷だらけで帰宅し、メイ叔母さんは気が気でならなく、ピーターに顔を見せなさいと言って傷だらけの顔をみたときのあの涙。大切なものが失われるかもしれない恐怖と、大切なものが傷ついてる悲しさ、思いが溢れたあのメイ叔母さんの表情。ラスト、ヘトヘトになって街を救ったピーター。メイ叔母さんに心配かけまいとがんばってきた彼は、卵を持ち帰ってメイ叔母さんに寄りかかる。とっても美しいシーンでジーンときたな。
もはや言わずもがな、なにからなにまでアメイジングスパイダーマンがすきだ。なんなら、スパイダーマンホームカミングよりもお気に入り。比べ物にならないのだけど、スパイダーマン三代作としては、アメイジングがドラマチックで健全。ホームカミングは他の作品すべてをみることで完成すると思うので、別扱いな印象だね。
役者について思うこと
アンドリュー・ガーフィールド

はじめて「アメイジング・スパイダーマン」をみたときは、完全にアンドリュー・ガーフィールドの虜になった。
とても現代的なスマートなスタイル、なのにかわいい顔をしている。
こんなにもスパイダーマンにキュンキュンするとは思わなかったな〜。
グウェン役のエマ・ストーンとのほどよいラブも最高だし、ぎこちない感がちょうどいい。オリジナルのピーターのように、学校の悪ガキにちょっかい出されるけど、か弱いダサキャラではないことがミソだ。
そんな彼は1983年生まれ、なんとあたしの1つ上という!超童顔〜。
「ソーシャル・ネットワーク」みたけど、ぜんぜん印象ないあたしがダサいね!ため息がでるくらいカワイイ!