2023.5.7
トゥー・ウィークス・ノーティス
監督は「恋は嵐のように」(1999)や「デンジャラス・ビューティー」(2000)の脚本を務めたマーク・ローレンス。サンドラ・ブロックとのタッグはまちがいなしの監督です。
トゥー・ウィークス・ノーティスの映画情報
原題 | Two Weeks Notice | ||
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制作年 | 2002年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 101分 | ジャンル | ロマンティックコメディ |
映倫 | G |
監督 | マーク・ローレンス |
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キャスト | サンドラ・ブロック |
以下「トゥー・ウィークス・ノーティス」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「トゥー・ウィークス・ノーティス」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
トゥー・ウィークス・ノーティスのあらすじ・ストーリー
理想家肌の弁護士ルーシー(サンドラ・ブロック)は、不動産会社の御曹司ジョージ(ヒュー・グラント)の下で働いていた。しかし優柔不断でいい加減な彼の性格にあきれ果て、「あと2週間で辞める」と宣言。さっそく後任の『美人弁護士』を選び始める2人。ところが、別れを前にしてジョージの素敵なところが見えはじめてしまい……。
引用元https://eiga.com/movie/51900/
トゥー・ウィークス・ノーティスをみた記録
社会奉仕活動に熱心な弁護士ルーシーは地域の憩いの場である公民館の保護を訴えていた。ルーシーは公民館を取り壊して新たにビル建設の計画を進めようとするウェイド社に直接出向き、社長であるジョージ・ウェイドに公民館の取り壊し中止を訴えた。ちょうどジョージは自社の顧問弁護士を探しているところで、ハーバード卒の弁護士であるルーシーが優秀そうで気に入り、顧問弁護士として迎えたいと申し出る。ルーシーはまさか公民館を壊そうとする我が敵のなかに入るなんてする気はなかったが、敵の側にいることが有利なのではと考えウェイド社の顧問弁護士として入社する。おかげで公民館も保護され、ウェイド社に集まる寄付金で社会奉仕活動もはかどったのだが、一方で困り果てたのはジョージの公私混同だった。ジョージはテキパキと仕事をこなし、判断力にもすぐれ、ジョージのくだらない相談にも的確に応答するルーシーに頼りまくるようになった。ルーシーはジョージの世話係のような生活にうんざりし、ウェイド社退職を決意する。ルーシーは退職までの2週間で後継者を見つけなければならないが–––。
まさかこの映画が配信される日がくるなんて、いずれはあるだろうけどすっかり忘れていたすきな映画のひとつだ。学生のころだいすきだったのだけど、いまみてみるとまったくもって心に刺さるものはなく、コメディらしいおもしろい話がつまっているわけでもなく、胸がキュンとするロマンチックな展開があるわけでもない。愛すべきサンドラ・ブロックとヒュー・グラントの共演がみられることを除いて、大きな魅力がないのだ。
子どものころは多少のキュンはあったかもしれないし、こんな夢のような暮らしに憧れがあったかもしれない。その証拠に何回もみた映画だ。しかし大人になってみると、上述のとおり。深みもなくコクもない。ロマコメというジャンルはこの空っぽ感がよいのだからいわば正統派なのだけど、まぁ安っぽいストーリーだということが20年たってようやくわかった。
サンドラ・ブロックの色気がなく健康的な米国淑女とヒュー・グラントの呼吸するだけで色気のある英国紳士が共演しているところがミソなのだと思います。映画のポスターをどこからどうみたって、合うわけがないのだから。
だけれどきらいになることはない。若かりし頃にすきだったものは見方が変わったとしてもすきに変わりない、と再認識した一本でした!
なお、当時ドナルド・トランプやノラ・ジョーンズのカメオ出演は注目されたようですが、野球場でのシーンでニューヨークメッツ時代の新庄剛志がカメオ出演されたことが話題になったとかならなかったとか。新庄の出演はメッツファンのマーク・ローレンス監督たっての希望だったのだそう。どうでもいい!