
実はけっこう個人的にメジャーだと思っている映画に出ていたライアン・ゴズリング。
最近、「ブルーバレンタイン」(2010)や「ハーフネルソン」(2006)をみて、マジでけっこうすごい役者だなと思って、今回はこの「ドライヴ」。ま、映画としては早速言っておくとハズレ感がかなりあるけど、やっぱりライアン・ゴズリングって超スマートにいい味出してる役者だと思う!
早速、ハズレと言ってしまっているけど、なんとカンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートされているし、監督賞も受賞してるよ。他にも映画賞たくさんノミネートされていたり受賞したりしているの。あたしの目が節穴だってことは知ってるよw
Amazonプライム・ビデオでみたよ。
ドライヴの映画情報
- 2011年制作
- 100分
- アメリカ制作のサスペンス映画
- 映倫(R15+)
- オフィシャルサイト
- 監督
- ニコラス・ウィンディング・レフン
- キャスト
- ライアン・ゴズリング
キャリー・マリガン
ブライアン・クランストン
クリスティナ・ヘンドリックス
ロン・パールマン
オスカー・アイザック
アルバート・ブルックス

以下、「ドライヴ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ドライヴ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ドライヴのあらすじ・ストーリー
自動車修理工場で働くかたわら、映画のカースタントのアルバイトをする男(ライアン・ゴズリング)は、時に強盗の逃走を手伝う運転手の仕事もしていた。
ある日、同じアパートに済む人妻アイリーン(キャリー・マリガン)と出会い、次第に距離が縮まったふたりだが、しばらくするとアイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が服役から出所してくる。
スタンダードは服役中に借金を作り、その金を返せと強盗を強要されていた。男はアイリーンとその息子のために、スタンダードの強盗を手伝うことにしたが...。
ドライヴの感想・評価・レビュー
残念だな〜。おもしろい映画作ろうとおもって作ったのかがわからなすぎる。
オシャレ意識しすぎで、みている側に最低限伝えておくべきことを伝え忘れている。
話は単純だし、べつに問題は大きくないんだけど、見せ方に注力していたのか、けっきょくオシャレがうざったい演出になってしまっていて、すごくダサいB級映画になってた。
み終わってから気づいたけど、意味不明映画だった「ネオン・デーモン」(2016)の監督だった。
すこしだけ、血しぶきシーンがあるけども、やたらと血にこだわっている印象だったことにも納得だったし、すごくためまくる撮り方も納得だった。
血しぶきくらいはべつにいいとしても、あの余韻作りとか意味深な”ため”とかはぜんぜん理解できない。
血しぶきが異様に不気味だったり、リアリティーがあったりしたのもあたしにとっては不自然だったけど、まこれはストーリーにおいてなんら影響は与えていない。
だけど、やたら役者の顔で語らせる感ある”ため”はストーリーに影響がでていたとおもう。
あまり話すことがないドライバーの心理描写は、あとから追って気づかされるんだけども、あの”ため”をやられると、ちがうのかな?とか、ほんとの意図は?とか、なに考えてんの?とかおもってきて、わけがわかんなくなる。
とてもシンプルな映画だからこそ、いろいろ演出加えたくなるのかもしれないけど、ちょっとこれはナンセンスだな〜〜とおもっちゃうね。
最後までドライバーのことはぜんぜんわからなかったしね。
なんで夜な夜なドライバーしてるのか、なんでスタントしてるのな、なんで修理工になったのか、なんで警戒心強いのか、なんで人に心を開かないのか、なんで彼女をすきになったのか、なんでそんなに強いのか。
ぜんぜんわからなかったもんな〜。
つまり重要なことではないってことなんだろけど…。
後半に行くにつれてつまんなくなる、よくない映画あるあるって感じだと添えておこう。
映画のジャケットとかも超オシャレなのが鼻につくな〜。



役者について思うこと
キャリー・マリガン

どこかでみたな〜と思っていたら「華麗なるギャツビー」だった。
田舎くささが残りながらもかわいい...。
意外にもあたしの1つ下で、2018年現在彼女は33歳。そのうち、超大作のヒロインとかになりそう。
「ドライヴ」のなかのアイリーン役もとてもよかったよ。ドライバーとの恋仲はプラトニックなものだったようだけど、そんな関係がふたりにとても合うというか、このふたりだったから成立しているような、そんな感じ。グッドキャスティングだね!
いい男ってのは、もちろんいい女を選ぶけど、こうゆーしおらしくて守ってあげたくなるような、だけど芯はしっかりとしていそうな女がいちばんなんだろう。超適役!