2016.6.5
デッドマン・ダウン
監督は「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(2009)のニールス・アルデン・オプレヴ。
デッドマン・ダウンの映画情報
原題 | Dead Man Down | ||
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制作年 | 2013年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 118分 | ジャンル | クライムアクション |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | http://www.presidio.jp/movies/deadmandown/ |
監督 | ニールス・アルデン・オプレヴ |
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キャスト | コリン・ファレル |
以下「デッドマン・ダウン」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「デッドマン・ダウン」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
デッドマン・ダウンのあらすじ・ストーリー
裏社会で不動産業を牛耳る大物アルフォンスは、何者かの脅しに悩まされていた。脅迫文、謎めいたメモ、そして仲間の惨殺死体。そんなボスの悩みを解決してのし上がろうと躍起になる手下のダーシーたち。アルフォンスの信頼も厚い寡黙なヒットマン・ヴィクターは、この騒ぎを一人冷静に見つめていた。
ヴィクターの向かいのマンションに住む若い女性ベアトリス。彼女の顔には、交通事故による生々しい傷跡が刻まれており、近所の子どもたちからは“怪物”と罵られている。
そんな彼女に同情するヴィクターが、食事の誘いに乗ったのは必然的だった。だが、ベアトリスには目的があった。“あなたが人を殺した現場を見た。通報しない代わりに、私をこんな顔にした男を殺して”――それが彼女の望み。弱みを握られたヴィクターに選択の余地はなかった。
ヴィクターにも個人的に果たさねばならない復讐計画があった。妻子を殺されただけでなく自身も殺されかけた彼は、それ以来名前や経歴を変えて生きてきた。ターゲットはもちろん、幸福な家庭を奪った男だ。準備は万全で、やろうと思えばすぐにでもやれる。しかしヴィクターは、あることを恐れ手を出せずにいた・・・・・・。
ある任務の最中に標的を殺し損ねたヴィクターは、ベアトリスに窮地を救われ、お互いの過去を語り合うほどの仲になる。フランス人のベアトリスは母ヴァレンタインと二人暮らし。ヴィクターも妻子に先立たれたことを打ち明ける。ふたりの距離は確実に縮んでいた。
しかし、事態は彼らの予期せぬ方向へと向かう。アルフォンスは刺客の策に気付き始め、ヴィクターに難題を押し付けてくる。さらに相棒のダーシーもボスを狙う刺客の正体に迫りつつあり、ヴィクターにも協力を求めてくる。だが二重の復讐計画を進めるヴィクターには、そんな余裕はなかった。しかし、ベアトリスまでもが危険に巻き込まれたとき、遂に最後の計画を実行する。困難なミッションとリベンジの中で、ヴィクターはどんな決断を下すのか?彼らが隠していた、衝撃の秘密とは!?
引用元http://www.presidio.jp/movies/deadmandown/story/
デッドマン・ダウンをみた記録
特に騒ぎ立ててよい部分があるわけでもないのが残念だけど、予想以上に楽しめた。
妻子を殺したチンピラに復讐したいヴィクターと、自分を傷つけた男に復讐したいベアトリス、同じ境遇で愛が芽生えていく。ヴィクターという男は多くを語らず謎めいていて、魅力的なんだよね〜。関わる女性はたいがい好きになっちゃうだろうな〜。
世の中の人懐っこい男性は、ヴィクターのようなミステリアスな男性を引き立てている役割かもしれないと思ってしまうくらい、ステージが違う風格を持っているのだよ。
本場では特段目立ったヒットはなかったようなのだけど、ノオミ・ラパスが役不足だったと思ってしまうのは悪口かな。ヒロイン風がないのもそうなのだけど、ミステリアスな雰囲気はよいが芯が強くかっこよすぎる女性なのではないか。もうひとつ、しなやかさや、しとやかさ、のようなものがあったらよかったのかな、と感じる。加えて、ファッションセンスがイメージと合っていないような、似合っていないようなものばかりで違和感が多かった。
コリン・ファレルやテレンス・ハワードという、イケメン俳優を揃え、規模は大きくない抗争ながらも軽快さと緊迫感がバランスよく、また復讐に燃えるヒロインの心理描写が濃く深い。どちらかというと期待薄でみる映画のタイプだと思うので、意外とおもしろい!で好感持てる映画です。