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ランボー ラスト・ブラッド
原題:Rambo: Last Blood

ランボー ラスト・ブラッド

ベトナム帰還兵ジョン・ランボーを描く「ランボー」(1982)から26年、シリーズ5作目で最終作(とされている)。もしかしたら、もしかするかもしれないというのは、ファンみんなの頭の中にあるだろうね。
前作「ランボー/最後の戦場」からは11年ぶり!

ランボー ラスト・ブラッドの映画情報

  • 2019年制作
  • 101分
  • アメリカ・スペイン・ブルガリア制作のアクションクライムサスペンス映画
  • 映倫(R15+)
  • オフィシャルサイト
監督
エイドリアン・グランバーグ
キャスト
シルヴェスター・スタローン
パス・ベガ
セルヒオ・ペリス=メンチェータ
アドリアナ・バラーサ
イヴェット・モンレアル
ジーニー・キム
フェネッサ・ピネダ
ホアキン・コシオ
オスカル・ハエナダ
ランボー ラスト・ブラッドのネタバレを含む場合があります

以下、「ランボー ラスト・ブラッド」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
ランボー ラスト・ブラッド」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

ランボー ラスト・ブラッドのあらすじ・ストーリー

伝説の戦闘マシンとして幾多の戦いに身を投じてきたベトナム戦争帰りの元グリーンベレー兵士ジョン・ランボー。今は故郷のアリゾナで古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラと牧場を営みながら穏やかな日々を送っていた。ところがある日、ガブリエラがランボーに内緒で実の父親に会うためメキシコへ向かい、人身売買カルテルに拉致されてしまう。娘同然のガブリエラが消息を絶ったと知り、すぐさま救出へと向かうランボーだったが…。

引用元https://www.allcinema.net/cinema/371684

ランボー ラスト・ブラッドの感想・評価・レビュー

シルヴェスター・スタローンがすきであるにもかかわらず、あまりおもしろくはないんじゃないか、と失礼極まりない気持ちで映画館へいった公開3日目。ずいぶんと公開は遅れ、なんの理由だか知らないけどアメリカでは昨年9月に公開してやっと今年6月26日に日本で公開となった。

結論から言うと、これまでのスケールとは違ってチンピラ相手ではあるけど、とてもたのしめてしまった。というか、思いのほか胸いっぱいになってしまって、涙腺がワアアアアアてなってしまった。

ジョン・ランボーという男は、悲劇ばかりの人生で、ベトナム戦争以降ずっと痛みに苦しみ、その手のスペシャリストに育てられたためか復讐や殺戮でしか彼の意義を見出せないような、凶暴にしか生きられない善人を見て感情的にならずにはいられない。

世界の卑しい戦争や欲望をテーマにしてきたランボーも今回は家族。守るものがなかったランボーの強さと、守るものができたランボーの強さと、そのどちらももちろん強いのだけど、脚本はどうしても、あの強いランボーを弱くしようとしている感じがうかがえ、常に用意周到で隙を作らず、鋭く警戒している彼が大ピンチを迎えるシーンがあった。それはきっと、ひたすら突き進んで目の前のミッションをクリアしていくだけだったかつてのランボーと、ガブリエラという大切な家族を守るとなったとき、これまであまり見ることがなかったランボーの人間味を表したかったのだろう。ただ、ランボーが危ないと守るものも守れないので、ランボーしっかりしてよと思ったのが正直なところ。

他にもこの令和ですら世界のどこかで横行している人身売買などもテーマにあった。若い女のこたちが捕らえられ薬漬けにされ売春させられたり、数千万円でどこかに売られたり、ごく普通の女のこが悪いやつらのビジネスの商品にさせられている。人間として扱われず、ただの人間の個体としてひどい拷問を受け恐怖を与えられ、絶対に逃げ出さないように洗脳される。それらの描写はとてもハードなもので、ほんとに見ていられなくなるくらいで胸が痛かった。R指定だから、この描写やランボーの残虐な殺し方を子どもたちに見せないためだろうけど、特にこの人身売買のシーンは教材として使ってもいいくらいの知るべき現実だとおもう。

平和である日本でももしかしたらあるのかもしれないし、日本を出れば余裕でどこでも行われてる。シルヴェスター・スタローンは、そんな不条理のない世界になってほしいから映画を作っているはずなのに、なぜそれがR指定になるのか、元も子もないとおもうけどな。ガブリエラのようにフラフラと危険なところに飛び入ってしまう子どもをひとりでも減らし、悪を根こそぎ消滅することが彼の目的のはずなのにな。

そしてランボーの制裁が下るラストシーン。悪者たちを常人では考えられないような方法で殺しまくる。確かにランボーの映画は目を覆いたくなるシーンが多いけど、こんなにも大きなスクリーンで悪いやつとはいえ人間を皆殺しにするのを見るのはやっぱりちょっとこわい。少し目を薄めたりしたよ。(うん、やっぱりこういうシーンは子どもには見せたくないね。R指定は当然かも。)

最後の最後、悪者のボス・ウーゴをぶち殺すのに、ボーガンで貼り付けにして、心臓をつかみ取るという、凄まじい殺し方をやってのけるランボー。え・・・となる瞬間であったけど、あの殺し方は、彼の生い立ちであるインディアンに由縁した描写らしい。

ということは?ランボーの生い立ちを匂わせるということは?あるんじゃない?

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