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2018.3.30

エイリアン:コヴェナント

エイリアン:コヴェナント

2012年「プロメテウス」の続編であり、1979年「エイリアン」に続く前日談でもあるのが「エイリアン:コヴェナント」。さらに「エイリアン:コヴェナント」が三部作の一作目なんだって。
つまり、順番的には①プロメテウス②エイリアン・コヴェナント(三部作の一作目)③これから公開(三部作の二作目)④これから公開(三部作の三作目)⑤エイリアンになるってことだね。

エイリアン:コヴェナントの映画情報

原題 Alien: Covenant
制作年 2017年 制作国 アメリカ
上映時間 122分 ジャンル SFパニック
映倫 R15+
オフィシャルWeb http://www.foxmovies-jp.com/alien/
監督 リドリー・スコット
キャスト

マイケル・ファスベンダー
キャサリン・ウォーターストン
ビリー・クラダップ
ダニー・マクブライド
デミアン・ビチル

エイリアン:コヴェナントのネタバレを含む場合があります

以下「エイリアン:コヴェナント」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
エイリアン:コヴェナント」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

エイリアン:コヴェナントのあらすじ・ストーリー

2104年コヴェナント号は宇宙移住計画のためオリガエ6を目指している途中、不慮のアクシデントに見舞われる。アクシデントによって冷凍睡眠していた乗組員が起床したが、船長が死んでしまった。
すると突然、コヴェナント号は生命体からと思われる信号を受信した。乗組員は冷凍睡眠をいやがり、進路変更をして発信源へ向かうことにした。
発信源だった惑星は地球に似た環境で、乗組員たちはすぐに調査のため降り立ったが。

エイリアン:コヴェナントの予告動画または関連動画

エイリアン:コヴェナントをみた記録

宇宙船あるある。目的地に着くまで冷凍して眠る。昔エイリアンをみたときから、多くのSF映画でみんな眠ってる。目的地へ到着するスピードは大昔より格段にはやくなってるはずだけど、でもやっぱり何年もかかって、その間人間は冷凍睡眠する方法が取られてる。
映画を作っているひとも、エイリアンのときに冷凍睡眠の方法を取っていたら、それよりも前の話であるエイリアン:コヴェナントでも冷凍睡眠、もしくはそれよりも科学技術の劣る方法にしないといけないし、もっと画期的な方法を閃いたとしても使えないね。

今回のエイリアン:コヴェナントは、エイリアン誕生の秘密が明かされる話。2104年に起きている話で、かつての1979年に公開されたエイリアンは2122年で、シガニー・ウィーバーが演じたリプリーはまだ小さい女の子だったことになる。なんか不思議〜。

エイリアンは、どこかの星から地球へ帰る途中で知的生命体の存在を確認して立ち寄ってみたらエイリアンいたという感じだった。
これに繋げるための話ふたつめがコヴェナントてことだ。

スターウォーズみたいに、あとから話の辻褄が作られていくって、大変だろうけどたのしいよね。
ひとつの流れをそのまま習って進むより、”あのときのアレはこれだったんだ”とかの、おどろきや発見がおもしろさを増やしてしまうんだきっと。
特にこのコヴェナントは、まさかこんなことだったのかとおもうエイリアン誕生秘話のエピソードなもんだから、そりゃあ重要であるに間違いない。
あたし「プロメテウス」を映画館にまでいってみたのに、謎が未解決のまま終わって消化不良すぎて、だいぶ気分わるく映画館でたんだよね。だけど、6年たってやっとプロメテウスがおもしろくおもえた。もう気持ちスパンを縮めてくれたらうれしいな。

でも、コヴェナントのストーリーは前半の船内でのゴタゴタ話がひどかった印象。夫婦とかカップルの乗組員は選りすぐりの優秀な宇宙飛行士なのにも関わらず、7年4ヶ月も待つのやだ〜、冷凍睡眠怖いよ〜、になってどんな危険があるかも分からない謎の惑星に進路を変えて勝手に降り立ってしまうわけ。
どんな時代でもたぶんあの判断はすごくやってはいけないことだろうし、どう考えても目的地オリガエ6へ向かうことが最も安全で、最も望んでいることなのに、一度起きたフレアが怖いなんていい出して勝手に目的地変更って能天気なことをする。
地球に似た星ならなんでもいいというだけではないはず。入植者2000体も乗っけてる人類初の宇宙移住計画の一大プロジェクトなはずなのに、宇宙空間では稀に起こるであろうフレアに一度やられて怖じけずきプロジェクトの遂行は一切無視。
船長までもビビってる始末。唯一反対しなダニエルズも子どもみたいな反論で説得力ゼロ。せめて、目的はそもそもオリガエ6へ行くことなんだからって言えばいいのに。あれよあれよとオリガエ6は無視で見逃していたとして新発見の惑星に向かってしまう。
本来ならこんな身勝手あり得ないだろうね。針路を変更するほどの窮地が船長の死だったんだろうけど、身勝手に動いていい権利があったのか否かも不明だったから、このひとたち宇宙にピクニックにきてんのかなと思ったくらい。ちょっと子どもみたいな話だなと。
いろんな訓練受けて、まして特典でついてた映像だと、恐怖診断みたいなのまで受けて、君たちは精鋭だみたいなこと言われてるようで、問題起きたらあまったれと言うか、それでも宇宙飛行士かってゆーあまさ。
これにはちょっとテンションが冷めるね〜。それなら1979年のエイリアンみたいに、生命体を見つけたら優先して調査するってプログラムが組まれてた、だから強制的に寄り道することになった、のほうがプロフェッショナルは維持できるし仕方ながないことになるのに。

という、前半のオリガエ6勝手にやめよう作戦は、見ていてだいぶ腹立った。
しかしこの映画はそんなこと問題でないので、そんなに喚く必要はないんだろう。

次回作これは大変なことになりそうだな…と確信させるシーンで、コヴェナントは終わっていく。
続編はぜひ映画館でみたい。マイケル・ファスベンダーを映画館でみたい。

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