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パーフェクト ストーム
原題:The Perfect Storm

パーフェクト ストーム

1997年セバスチャン・ユンガーのノンフィクション小説「パーフェクトストーム -史上最悪の暴風に消えた漁船の運命」を映画化したもの。
実際の事故では、非常用位置指示無線標識装置(EPIRB)、空の救命ボート、燃料タンクなどが見つかっていて、船体や乗組員は発見されなかったんだって。

監督は「U・ボート」(1981)や「ネバーエンディング・ストーリー」(1984)、「エアフォース・ワン」(1997)などのウォルフガング・ペーターゼン。

パーフェクト ストームの映画情報

監督
ウォルフガング・ペーターゼン
キャスト
ジョージ・クルーニー
マーク・ウォールバーグ
ダイアン・レイン
ジョン・C・ライリー
ウィリアム・フィクトナー
カレン・アレン
ボブ・ガントン
メアリー・エリザベス・マストラントニオ
ジョン・ホークス
ジョシュ・ホプキンス
ラスティ・シュウィマー
パーフェクト ストームのネタバレを含む場合があります

以下、「パーフェクト ストーム」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
パーフェクト ストーム」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

パーフェクト ストームのあらすじ・ストーリー

1991年10月、マサチューセッツ州の港町グロースターを、「アンドレア・ゲイル」号が出航しようとしていた。船長のビリーは海の男としてのプライドをこの漁に賭けていた。愛する恋人クリスティーナのために海に出たボビーや、他のクルー達にとってもこの漁はそれぞれの誇りや夢を賭けた、決して後戻りのできない航海だった。しかしその時、彼らはまだ知らなかった。彼らの行く手には、誰も遭遇したことのない、すさまじい大嵐”パーフェクト ストーム”との想像を絶する死闘が待ち受けていることを…!

引用元https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=2440

パーフェクト ストームの感想・評価・レビュー

事実に基づくストーリーなのでなんとも言えないところがあるけど、ずいぶん奥行のないサッパリした映画だった。

不漁が続いてクビ寸前の船長、それぞれ夢を持つ乗組員たち、漁を終えて帰ってきた安堵、しかし早くも次に漁へ出ることになった不満・・・、みんなそれぞれ愛するひとがいて、誰かの愛するひとだということを伝えているのだろうけど、なかなか引き込まれないダルさがあった。

船を出して漁がはじまり、いろいろあって敵対してた仲間と分かり合えたり、船長のメンツを取り戻したり、グロースターの男としての自信を取り戻したり、プチドラマがあるのだけど、どれもサッパリしていて物足りない。

むしろ、映画のタイトルになっている嵐が起こるまでは、すべて意味がなさそうに見える。残念ながらフリにもなっていない感じすら受ける。

結果、あれだけひとり一人フィーチャーしていた前半シーンが活かされることなく、最後はボビー(マーク・ウォールバーグ)の心の声で船員全員が港へ戻らないことを示唆して終わる。残されたグロースターのみんなの悲しみは伝わるのだけど、急に終幕した雰囲気に呆気にとられて共感できない。

とてつもない嵐による大荒れのシーンは、当時ではすごいCG技術で絶賛されたみたいだけど、あたし的にはヒューマンドラマに力を入れていないことが残念でならないね。いくら事実に基づいているとしても、船も船員も見つかってないのではすべて想像なのだろうし、想像で描くのだったらもっと共感を得られるエピソードにするべきだ。正直、CGもドラマもどっちつかずでとても中途半端。安いパニック映画になってしまっている気がする。

「グロースターの船乗り」なんてタイトルにして、もっと伝記としての視点で作ったらよかったのに。キャストは申し分ないし、男くさい船乗りたちの壮絶な航海と人間ドラマをこのキャスティングで想像したらいい映画になりそうだけどな。生意気なこと言っちゃった!

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