
ドラえもん映画シリーズ19作目。第16回ゴールデングロス賞優秀銀賞、第2回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第53回(1998年度)毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞したんだって。
今回の映画から、多くの人が知っている有名人が声優を務めてる。最近ではアニメの声優を有名な女優がやったりするけど、これが先駆けだったりして。
ドラえもん のび太の南海大冒険の映画情報
- 1998年制作
- 91分
- 日本制作のアニメ映画
- 映倫(G)
- オフィシャルサイト
- 監督
- 芝山努
- キャスト
- 大山のぶ代
小原乃梨子
野村道子
たてかべ和也
肝付兼太
千々松幸子
中庸助
マッハ文朱
早見優
江守徹
林家木久蔵
林家こぶ平
上條恒彦

以下、「ドラえもん のび太の南海大冒険」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ドラえもん のび太の南海大冒険」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ドラえもん のび太の南海大冒険のあらすじ・ストーリー
のび太たちは、夏休みのグループ研究をしていたが、のび太は「宝島」の本に夢中だった。
宝島のような冒険に憧れ、ドラえもんに宝島のような冒険がしたいとねだったところ、ドラえもんの道具宝さがし地図でピンポイントで宝の在りかを突き止めた。
ジャイアンやスネ夫、しずかちゃんとともに、5人は宝が眠る島への航海がはじまったが、突如、次元の歪みで17世紀に移動してしまう。
ドラえもん のび太の南海大冒険の感想・評価・レビュー
驚いた!はじめてみた南海大冒険だけども、こうも藤子・F・不二雄が死去してからガラリと変わるものかと!
絵がクリアになったのも驚きだったけど、映画自体の構成も改めた風。ドラえもんの声は大山のぶ代だし、声優を改めた最近のドラえもんと区別すると、この映画もいわゆる”昔のドラえもん”になるわけだけど、第2世代なんだなとおもった。
そのアイディアとして、早々にドラえもんのポケットを紛失させたこともひとつだとおもう。
これまで、ドラえもんが道具を使えない、またはポケットがないという状況は何度かあったけども、すこし強引であった気もする。
ポケットだけでなく、だれもが思う、タイムマシンで敵なんてやっつけちゃえよ、を言わせなくしたのは、たぶんこの映画がはじめてのような気がする。
そして、ドラえもんの映画といえば、風刺をきかせた社会問題に触れたテーマだけども、今回はやや薄め。今回は、いかにドラえもんの力を得ず、じぶんたちの勇気とチームワークで困難を切り開いていくか的なところに重きがあるように見えた。
