
ドラえもんの映画シリーズ15作目。ドラえもん映画化15周年記念作品でもある。
前作「ドラえもん のび太のブリキの迷宮」に続いて、第12回ゴールデングロス賞優秀銀賞を受賞してるんだって。
ドラえもん のび太の夢幻三剣士の映画情報
- 1994年制作
- 98分
- 日本制作のアニメ映画
- 映倫(G)
- オフィシャルサイト
- 監督
- 芝山努
- キャスト
- 大山のぶ代
小原乃梨子
野村道子
田中亮一
たてかべ和也
肝付兼太
千々松幸子
田村錦人
石丸博也
家弓家正

以下、「ドラえもん のび太の夢幻三剣士」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ドラえもん のび太の夢幻三剣士」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ドラえもん のび太の夢幻三剣士のあらすじ・ストーリー
夢の中だけでもヒーローになりたいと、ドラえもんの道具で夢幻三剣士の世界に入った。
たどり着いた世界はユミルメ国。妖霊大帝オドロームを倒せば、王女シズカリア姫と結婚できることを知り、さっそく白銀の剣とかぶとを手に入れ剣士ノビタニアンとなって妖霊大帝を倒す旅に出かける。
ドラえもん のび太の夢幻三剣士の感想・評価・レビュー
どうも今回のドラえもんはたのしさ度が低い。
たのしそうなのは、映画の雰囲気とガラリ変えてきたエンディング曲くらい。世界はグーチョキパーという曲らしい、能天気だ。
あれだけ薄暗いシーンが続いてたのに、エンディングを迎えた途端に元気印出してきて、みおわった後の余韻を吹き消された。
余韻とは言ったものの、すこし不服だったのでいつものみおわったあとの余韻とはちがうけども。
下でエンディング曲の動画みられるよ。
なぜたのしさ度が低いか。
きっとそれは、いつもの仲間たちが自発的に冒険に挑んでいないということと、ジャイアンやスネ夫が不参加で迎えるエンディングにあるとおもう。
いつもの仲間たちは、みんな自発的に悪を倒そうとしたのではない。特にしずかちゃんなんてかわいそうでならない。
敵の不気味さ上位につけるくらい、あたしのなかではこわいドラえもん映画とおもっているけど、しずかちゃんは連日その薄気味悪い世界に行くはめになる。
ましてや、もう夢みる機やめよ〜のあとのアンテナはずしといてのテキトーなこと。しょっちゅうお風呂入ってるしずかちゃんを汲んでほしい…。のび太に腹立った瞬間ね。
そして迎えるエンディングは、めずらしくノージャイアンにノースネ夫だった。散々強制的に三剣士させられた挙句、のび太とドラえもんの勝手でラストには参加できず。そもそも本人たちもよく分かっていないからどうでもいい風だった。
おそらく、無理くりさいごにダッシュさせたみたいな着地でおざなり感。
残念な感想だけど、夢みる機のアイディアはうらやましくなる。
せめて夢だけは、あそこへ行きたいな、あのひとに会いたいな、ってだれでもおもったことがあるはず。あたしも毎日だっておもうんだから。
この映画でいいところは、夢みる機だけかも。夢みる機がほしくなるってゆーその点だけかも。
オーマイガー!
