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2023.8.13

ウエディング宣言

ウエディング宣言

日本では劇場未公開。監督は「キューティ・ブロンド」(2001年)や「ラスベガスをぶっつぶせ」(2008年)のロバート・ルケティック。

ウエディング宣言の映画情報

原題 Monster-in-Law
制作年 2005年(劇場未公開) 制作国 アメリカ
上映時間 100分 ジャンル ロマンスコメディ
映倫 G
監督 ロバート・ルケティック
キャスト

ジェーン・フォンダ
ジェニファー・ロペス
マイケル・ヴァルタン

ウエディング宣言のネタバレを含む場合があります

以下「ウエディング宣言」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
ウエディング宣言」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

ウエディング宣言のあらすじ・ストーリー

ウエディング宣言をみた記録

派遣社員のシャーロットは多彩でなんでもまじめに取り組む健康的な美女。ある日、犬の散歩の仕事中に医師ケビンと出会い恋に落ちた。順調に愛を育み同棲する関係になったころ、ケビンは母ヴァイオラを紹介した。ヴァイオラは有名司会者で長寿番組を担っていたが、ちょうど世代交代の影響で降板が決まったばかりだった。ベテラン司会者として自負のあるヴァイオラはショックを受けていたが、そこへ溺愛する息子の恋人出現にさらにショックを受け動揺した。その矛先はシャーロットへと向けられ、息子とシャーロットの仲を裂こうと画策するーー。


仕事最優先で生きてきたヴァイオラが、理想とする息子の花嫁とはすこし違う女性を連れてきたが、息子が選んだ女性だから受け入れようとおもうが、どうもいけすかない。ラテン系はいやだし、モデル体型でないのもいや、定職でないのもいやだし、犬の散歩を仕事にしているのもいや、息子の婚約者が死ぬほどすきじゃないのだ。考えうる邪魔を散々実行したが、二人の関係は壊れるどころか、むしろ強固となるような。

ただし愛する息子にはシャーロットをいびりたおしていることを知られたくない。わるいことをしている自覚があるわけだ。おもしろおかしくコメディーしているのでほほえましいドタバタととらえたけども、実際にこんな嫁姑の火花が散ったたたかいがあるのだとしたら、夫の責任は重大だろう。この映画では夫はなにも気づいていないので、母がねちっこく義娘をいじめていることを知らないし、恋人が果敢に義母に対抗していることを知らない。能天気にすらみえてくるのだけど、あの母の息子にして純情で偏見がない。カリカリなモデル女を選ばす、ラテンの健康な素朴女を選んだのだ。ひとり息子でチャラチャラのチャラなバカ息子を育て上げた実績をみると、ヴァイオラの子育ては立派なものだし、成功を勝ち取っただけある立派なひとではないか。そう考えるとやっぱり憎めない存在で愛くるしい。

よくあるネタではあるのだけど、どう落着するかが気になって意外にもたのしくさいごまでみられて満足している。最近は富裕層の話はあまりみていたくないと思いがちだけど、ベテラン女優ジェーン・フォンダのお芝居はコメディながら圧巻です。さすが85歳のいまも現役で女優している彼女。J.Loはいつもといっしょ、わるくいうといつでもいっしょ。かわいくてだいすきだけど、お芝居はいつもいっしょ。

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