ポワゾン
原作は、1947年のウィリアム・アイリッシュの「暗闇へのワルツ」という小説。1969年にフランスで「暗くなるまでこの恋を」として映画化。
「ポワゾン」はそのリメイクなんだって。
ポワゾンの映画情報
- 原題:Original Sin
- 2001年/アメリカ
- サスペンス/116分(-)
監督:マイケル・クリストファー
キャスト:
アントニオ・バンデラス
アンジェリーナ・ジョリー
以下、ネタバレを含む場合がありますのでご注意ください。
あらすじ・ストーリー
サンディエゴでコーヒー輸出商社を経営するルイス・バーガス(アントニオ・バンデラス)は、アメリカ人女性と文通し結婚を決意した。
花嫁を迎えるためにアメリカへ出向き、念願のジュリア(アンジェリーナ・ジョリー)に会うと、事前に見ていた写真とは違う女性だった。美人のジュリアが容姿目当ての男性を避けるために別人の写真を送ったと言う。
しかしルイスもまた、金目当てを避けるため、文通では経営者とは言わずに勤めていると伝えていた。
ふたりはその日に結婚し、サンディエゴでの暮らしがはじまったが、ある日ジュリアの妹エミリーからジュリアが音信不通で心配だから警察へ連絡するという手紙が届いた。
ジュリアはエミリーへ手紙を書くが、しばらくしてエミリーに雇われた私立探偵が訪ねてきて、手紙の筆跡はジュリアのものではないと言うが…。
ポワゾンをみた記録
いつだか昔にみたときは、もっと過激なシーンがあったけども、WOWOWがR-18指定だったものを一部修正してR-15指定相当としたものなので若干控えめ。
(おそらく)性描写があるのは、ジュリアという女性がいかに魅力的かを示すためのものであって、決してムラムラさせるためではない。
直接そう発言していたわけではないけど、ジュリアはきっと床上手であったに違いない。
娼婦のように生きてきた過去もあるし、女性から見たってそう思う、男性を魅了するために生きているような色気がまとわりついているのだから。
となると、ルイスが驚かないことが不思議だった。純粋な男のようだけど、裕福だし、それなりに女性は見てきた的なことを発言したシーンもあった。会ったこともないジュリアと結婚を決意したのだって、これまで多くの女性と付き合ってきたが結婚にはいたらず、容姿もなにも考えず文通した子に決めてしまおう!という、それはそれは投げやりにもなりたくなるような女性遍歴だったんだろうとうかがえたし、だからこそ、彼が出会ったジュリアという純情そうな女性が実はすごく美人で色目がうまく、さらにベッドの上でも達者だったなんて、なにか疑念を抱かないものかな。そんなことを考えるヒマがないほど、彼女に夢中になってしまっていたということなんだろけど、さすがに疑いの目をまったく持たないバカなルイスに呆れそうになった。これが恋は盲目というアレなのか。
ルイスはさらにどんどん彼女にのめり込み、女に合わせる男になっていく。それは優しさじゃなくて、惚れ込みすぎてじぶんを失っていってしまう典型的なやつだ。
その入り口から、この結婚は不可解だった。特に外国だし、夫婦の関係ってよく知らないけど、性的興奮した女性と結婚するに至るのかな〜の疑問が浮かぶ。日本にだってもちろん仲良し夫婦はいるだろうけど、妻にずっと興奮している夫は少ないはず。ルイスとジュリアの場合、文通後にはじめて出会って結婚、いわゆるいちばんラブラブな時期を過ごしているから毎晩のように抱き合うのだろうけど、この熱がひん曲がってくる。
ルイスはどんどん、ジュリアに奪われていく。ルイスの希望通りではあるけど、女に恋してじぶんを失ってボロボロになっていくのは、やっぱりいい男ではない。憎しみさえ生まれて、いっそのこと殺してしまおうと考える。じぶんが与えた愛と、相手からもらう愛の大きさがちがうと不安になるからだ。
案の定、ジュリアの愛はウソで、ルイスは裏切られたことで憎しみが増大。そしてまた少し経つと、情が湧きたち、じぶんのものだけにしたい欲求が出てくる。つまり、やっぱり愛してる!が勝つ。
結果、純情な愛のようできれいにおさまったような展開なのだけど、経験薄の分際で申し上げるのは図々しいけど、愛しすぎて一度でも憎しみを抱くような相手というのは、きっと合っていないと思うし、また壁にぶち当たることになるはずだ。
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