2018.9.13
グリーンルーム
主演のアントン・イェルチンは2016年6月に不慮の事故で亡くなっているんだそう。
「グリーンルーム」のあと、数本出演していて「クロッシング・マインド 消えない銃声」(2017)が最後の映画になったみたい。
1989年生まれのまだとても若い役者ね。
グリーンルームの映画情報
原題 | GREEN ROOM | ||
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制作年 | 2015年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 95分 | ジャンル | サスペンス |
映倫 | PG12 | ||
オフィシャルWeb | http://www.transformer.co.jp/m/greenroom/ |
監督 | ジェレミー・ソルニエ |
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キャスト | アントン・イェルチン |
以下「グリーンルーム」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「グリーンルーム」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
グリーンルームのあらすじ・ストーリー
売れないパンクバンド『エイント・ライツ』は、ようやく出演が決まったオレゴンの僻地にある名もなきライブハウスに向かった。
しかしライブハウスはネオナチだらけ。なんとか演奏を終えたメンバーたちが楽屋(グリーンルーム)へ戻ると、運悪く殺人現場を目撃してしまった。
ネオナチのボスは、目撃者を消すことを部下たちに命じ、メンバー全員の命が狙われる羽目になる。
楽屋を脱出しようと試みるが、ネオナチ集団が襲いかかる…。
グリーンルームをみた記録
なにが気になって録画しておいたのかは不明だけど、数ヶ月まえにWOWOWで放送したのをやっとみてみた。約1時間半、退屈することなくふつうにおもしろくてビックリ。
基本的に避けているジャンルということ気づいていなくて、血生臭そうなシーンが出てきてこわかった。基本、この手の映画はひとりでみないようにしてたのに。でも半分みちゃったし、終わり気になるし、とあれよあれよとエンディングまでたのしんだ。
B級映画なんだろうけど、それにしてはかなり見入った。売れないバンドが、あるライブハウスで殺人現場を目撃して始末されそうになる、なんて映画としてはザラにあるストーリーだし、実はなにがおもしろかったのかがよくわかってない。ただ、ガソリンこそ盗んで生活してるけど、夢を持った若者が事件に巻き込まれてしまう様子があまりにも不憫でならないことと、緊張感がとても高いこと。こんな悲劇あるかよっておもう、ほんとたまたま出くわしてしまっただけであんな恐怖を経験することになる輪をかけた不幸な出来事。とにかく始末しようとするネオナチたちのぶっきらぼうで乱暴なやり方は、歯止めがきかない恐怖感をつくる。さらに痛々しくてサイコ的な思考もあるのか、それがまたさらに恐怖をさそう。故意に痛めつけようとしたり、罰を与えようとしたり、というわけではなく、ただただ手荒な乱暴集団で動物のよう。あまりにもバカでまぬけにすら見えるときもあるが、目を覆いたくなるようなシーンが苦手なひとには耐えられないかも。
せっかくおもしろかったのにもったいなかったのは、あたしはパンクもナチスもぜんぜん詳しくありませんから、そこに少なからずな関連性があることも知らない。だからこの映画のいい要素、おもしろみを見出す要素を見逃してる気がする。ナチス系となるとみるひとは限られるとおもうけど、予想外に妙に引き込まれるパニックサスペンスなので刺激を求めるひとにはおすすめです。サスペンスというよりはスリラー。
パトリック・スチュワート
こんなところでパトリック・スチュワートを発見した。パットたちを追い詰めるネオナチのボスを演じた彼。
ものすごくこわかった。当たり前だけど、X-MENのプロフェッサーじゃなかった。
ベテラン役者なのに、X-MENではないパトリック・スチュワートをぜんぜん知らないので、やっぱりSF顔に見えちゃう。ゴメン〜!