映画の感想・評価・レビュー・ネタバレ「ポップコーン」のロゴ

ルーム
原題:ROOM

ルーム

2015年、主演のブリー・ラーソンがアカデミー賞主演女優賞など多くの賞を受賞!
ずっとみてみたかったやつ念願〜

ルームの映画情報

監督
レニー・アブラハムソン
キャスト
ブリー・ラーソン
ジェイコブ・トレンブレイ
ショーン・ブリジャース
ジョーン・アレン
ウィリアム・H・メイシー
ルームのネタバレを含む場合があります

以下、「ルーム」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
ルーム」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

ルームのあらすじ・ストーリー

5歳の男の子ジャックとママはある部屋で暮らしていた。外に出ることはなく、ずっとこの部屋のなかで生きていた。
ジャックが5歳になったとき、ママはジャックに打ち明けた。この部屋は世界じゃなく、この部屋を出た外に本当の世界があることを。
ジャックとママは、この部屋を脱出する!

ルームの感想・評価・レビュー

率直に言うと、ちょーおもってたものとちがった。
以下とってもネタバレ含んでるので、悪しからず。

小さな子どもと母親が監禁されてます
たいへんです
逃げ出したいです
何度か試みます
失敗します
ぶっ飛ばされます
どうにか脱出できました
めでたし、めでたし
こんなストーリーを想像してた。

原作らしきものはあるらしいので、それを読んだひとを除いて、多くのひとがそーゆーシナリオを想像してたんじゃないかとおもう。

あたしもそのひとりだった。

びっくりなことに、そんな安っぽい映画ではなかった。
パニックルームだとおもっていたら、海の上のピアニストだったみたいな。
ごめん、ぜんぜんちがうけど海の上のピアニストをかんじるところがあったの、あたしはね。

監禁されていたシーンは三分の一程度で、それからがこの映画の大事なところだった。

予想ができていた範囲ではきれいに収まることはないにしても、ハッピーエンドを迎えて希望がみえてくれるとゆー点。

監禁脱出したあと、こーゆー苦しい体験をしたひとたちは希望を見出すのにとてつもなくしんどい何かを超えなくてはいけないとゆーことを知った。

世の中クソな事件がたくさんあるだろうけど、この映画のような問いを頭に浮かべたことはなかった。

監禁したやつはクソだし、それに群がるメディアもクソ(この映画ではそーゆー描写はないけどね、あんまり)かもしれないけど、当事者は一生背負っていく大きな傷で、ひとの人生とゆーものに大きな大きな大きな爪痕をつけられるとゆーのはどんな心情なのか。

正直、共感できるところなんてひとつもあるわけがなく、まして子どももいない身からしたら余計だし、当事者にしか到底分かり得ないことばかりなんだけど。

悲惨で壮絶な神経崩壊の、そーゆー状況を乗り越えるためには、やっぱりなんでも人との関わりで、そう家族の絆で、愛なのよね。

そーゆーとてもアバウトな表現しかできないあたりが、またなんかあたしの頭のわるさを公表してしまってるかんじで気持ちがわるいけど。

そう、あのね、共感よりもリアリティーなのよね、この映画の特徴はきっと。

例の監禁シーンが三分の一であるところも、意外と早い段階で脱出が成功したところも、母親がクソ犯人に殺されなかったところも、泣かせようとしていないところも。

気づけば、この親子のこれからの人生がしあわせであるように応援しているみたいな。

感情移入とはちがくて、若干ノンフィクションかと錯覚するかんじだった。

原作が小説だったことを見たあとに知ったのは、実話をもとに作ったんだとおもって確かめるために調べたからだ。

監禁事件だけではなく、どんな事件も被害者は事件解決したといってきれいさっぱり落着するわけではない。

経験しなくてよかったことを経験してしまった、そのトラウマや、取り戻せない時間や、もう戻れないむかしのじぶんや、汚れたとかんじるじぶんとか、ひととの差、劣等感に苦しんだり悔しがったりするんだ。

思いがけず、いい映画とゆーか、見ごたえのある映画をみてしまって、あたしのこの空っぽの脳みそですら、むつかしい人間のハートの問題を考えさせられたかんじ。

いろんな意味でおもしろいから、みてみるといいよ。
なんせね、役者がね、すごいからね。

ルームの予告動画・関連動画
ルーム
http://www.imdb.com/title/tt3170832/

役者について思うこと

ジェイコブ・トレンブレイ

ルーム
http://www.imdb.com/title/tt3170832/

あたしあんまりみる目がないからアレだけど、アカデミー賞主演女優賞を獲得したブリー・ラーソンよりもジャック役のジェイコブ・トレンブレイくんに注目よね。
変な言い方ね、ブリー・ラーソンがダメみたいな言い方ね、それはちがうよ。
そーじゃなくて、ジェイコブ・トレンブレイくんがすごすぎると言いたいの。

生まれてはじめて空をみる表情、あんなのできる?ちょっとね、脱帽よこれは脱帽。主演男優賞ね。
あんな小さな子が、何種類もの喜怒哀楽を表現したことが信じられない。この映画のリアリティー度を格段に上げているのは、そのジェイコブ・トレンブレイくんなのはまちがいない。

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