
見事、第76回ゴールデン・グローブ作品賞(ドラマ)を受賞、男優賞(ドラマ)も受賞!
受賞式のラミ・マレックのスピーチは超感動。
ボヘミアン・ラプソディの映画情報
- 2018年制作
- 135分
- イギリス、アメリカ制作の伝記ドラマ映画
- 映倫(G)
- オフィシャルサイト
- 監督
- ブライアン・シンガー
- キャスト
- ラミ・マレック
ルーシー・ボーイントン
グウィリム・リー
ベン・ハーディ
ジョー・マッゼロ
エイダン・ギレン
トム・ホランダー
アレン・リーチ
マイク・マイヤーズ
アーロン・マカスカー
ダーモット・マーフィ
メネカ・ダス
エース・バティ
プリヤ・ブラックバーン
マックス・ベネット
ジャック・ロス

以下、「ボヘミアン・ラプソディ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ボヘミアン・ラプソディ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ボヘミアン・ラプソディのあらすじ・ストーリー
伝説のバンドQueenの結成、名曲たちの誕生秘話、成功の裏で起こった解散の危機、再びひとつになったQueenの”ライブ・エイド”。
フレディ・マーキュリーが抱え続けたコンプレックスや愛、孤独、45歳で亡くなった彼のストーリーが明かされる。
ボヘミアン・ラプソディの感想・評価・レビュー
感動。
なにから言おうか。
Queenて、あたしがQueenを知ったときにはすでにフレディー・マーキュリー亡くなってたし、彼らの曲もわざわざきこうとおもってきいたことないし、テレビで流れる有名なやつしか知らないんだけど、偉大だったとゆこと知った。
世界を魅了するスーパースターは伊達ではなく、その裏には知られざる、そしてとんでもない量の努力があったにちがいないとは思うけど、意外なことにQueenは選ばれし者たちだったのか、そんな印象はなかった。
彼らは類稀なる才能を持っていたけど、なによりも割といいところの出身のようで品があり、お金があり、頭もよく、ラブ&ピースなアーティストだった。
そんな彼らにも、デビューからトントン拍子だったものの、その後少なからず苦労があった。
ま、経験せずに済んだような苦労ではあるけど、本人たちにとっては大変なことだったはずだ。
Queenの誕生から、崩壊寸前だったQueenがライブ・エイドで復活を遂げたエピソードを名曲とともに描かれる。
世の中まだボヘミアン・ラプソディーの旋風は起きていて、何度も映画館へいったなんて声がたくさんある。
意外にも、ドラマチックではあるけど泣かせようと作っているかんじはしないし、常にフレディー・マーキュリーがいかにすごい人物だったかに焦点を当てていて、感動を促すような曲の使い方なんてしていなかった。
ミュージカルではないにしても、ジャンジャンQueenの音楽とともに物語が進んでいくかんじを予想していたから、5回もみにいってドラマ部分のシーンはなにしてるんだろ?とか思った。
ボヘミアン・ラプソディーという曲ができるまでやラストのライブ・エイドシーン20分のために何度も足を運ぶのは理解できるけど。
みんなすごいな。
そんななか、あたしはフレディがおかしくなってきたころあたりから、天才の孤独をみていたら泣くしかなくて、ずっとバカみたいに泣いてた。
こんな偉大で悲しいひとがいたんだとおもうと、涙が止まらなかったぜ。
さらに、映画の作り方がやらしくなくて好感がもてる。
感動させるような、すごいタイミングで曲を流すとかではなく、またちょっと違う。
たくさんの脚色もされているみたいだけど、あくまでもフレディ・マーキュリーという男を讃えるための映画だから、感動させるために作っている映画じゃない感じはすごくわかる。
ただ、その映画にたくさんの人が感動させられてしまっている。
ついでに、”ボヘミアン・ラプソディなんて長くてシングルカットなんかするかバカ!”的なことを言っていたレイ・フォスター。
彼を演じていたのが、マイク・マイヤーズだったという事実。映画が終わってキャスティングをみている時に名前を発見して驚愕!マイク・マイヤーズなんて出てなかったよぜったい!と怒っちゃった。
元気そうで安心したよ。

役者について思うこと
ラミ・マレック

1981年生まれ。大きな役はこれまでしてこなかったようだけど、たくさんの映画にチョコチョコ出ている努力家な役者みたい。
大抜擢だったのだと思うけど、約1年間役作りをしてきて、完璧なフレディ・マーキュリーになったんだとか。
ゴールデン・グローブ男優賞の受賞式のスピーチは素晴らしく感動したし、ここでも泣かされてしまった。
存在感があるけど少し悲しそうな目元がとてもきれい。