2019.5.25
カレンダー・ガールズ
原題:Calendar Girls
イギリスのヨークシャーの、白血病の研究に寄付するため、じぶんたちがモデルとなってヌードカレンダーを製作してさくさんの資金を集めた実話がもとになった映画。
おばちゃん役者たちの体当たり的な演技が見もの。ヘレン・ミレンはゴールデン・グローブ賞女優賞にノミネートされてたよ。
カレンダー・ガールズの映画情報
原題 | Calendar Girls | ||
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制作年 | 2003年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 108分 | ジャンル | コメディドラマ |
映倫 | - | ||
オフィシャルWeb | https://www.disney.co.jp/studio/others/0541.html |
監督 | ナイジェル・コール |
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キャスト | ヘレン・ミレン |
以下「カレンダー・ガールズ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「カレンダー・ガールズ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
カレンダー・ガールズのあらすじ・ストーリー
英国ヨークシャーの小さな町に住むクリス(ヘレン・ミレン)とアニー(ジュリー・ウォルターズ)は、ごく平凡な主婦。地元の婦人会に所属し、いつものメンバーと変わらぬ日常を送っていた。そんな中、アニーは最愛の夫ジョンを白血病で失う。悲しみにくれるアニーを励まそうと、クリスが突拍子もなく大胆な提案を持ちかける。ジョンが入院していた病院への寄付金集めのために、毎年恒例の婦人会カレンダーのモデルを自分たち自身でやろうというのだ。それも、ヌードで!この斬新で勇気ある行動は、静かだった町にさざ波を起こす。それは決して賛同や応援ではなく、婦人会幹部からの圧力や家族の反発、好奇心の目。しかし、彼女たちは強い友情と信念に支えられながら、明るく強く輝こうとしていた…。
引用元https://www.disney.co.jp/studio/others/0541.html
カレンダー・ガールズをみた記録
心あたたまるとはまさにのことだね〜。親友の夫の追悼のためにヌードしよう!の発想もさることながら、やり遂げて世界から讃えられて約1億の資金を集めただなんて。57万8千ポンド、当時のレートはもっと高かっただろうからきっと1億円を超えているはず。とんでもない効果!さらに、その後もカレンダーは売れて売れて、2009年の記事で2億円突破していると書かれた記事も読んだし、いわゆるインフルエンサー。
映画のストーリーは、実話をもとにしているけど脚色が8割くらいの予想。ドラマ性を盛り込んで、ジーンとさせているだろう。
ある妻は夫を亡くし、ある妻は思春期の息子に悩み、ある妻は夫の浮気を知る。なかなか曖昧な結末で、問題の解決はされたようには思えなかったけど、なんとなく、いろんなことがあるけど、みんな楽しく生きてますというメッセージだけは受け取れたような気がする。
映画の時間も約1時間半強、実にちょうどいい〜。カレンダー作るよりも、作った後のほうが100倍たいへんというのもよくわかったし、テンポも軽快、お母さんたちの考え方やジョークもいちいち微笑ましくて最高。趣旨とは違う印象を持たれたこともあるだろうけど、じぶんたちがやったことに誇りを持っていてかっこいいよね。
イギリスの田舎町で撮影されたらしいけど、とてつもなく素晴らしい自然風景が広がる場所で、みんながふだんから集う丘だか山だかの場所や集会する場所、酒を飲む店、どれもとってもきれいだったよ。映画のなかではネイプリーという架空の町だったけど、本当はヨークシャーのデイルというところなんだって。穏やかないい町みたい。
あんな場所で、ゆっくり時間が過ぎていくようなそんな生活をするのもうらやましいかも。不便さはあるけど、少しいけば友だちがいる、みたいな生活、じぶんの親にはぜひそんな暮らしをしていてほしいな。