2023.12.11
マリー・ミー
原作はボビー・クロスビーの小説。2021年に全米公開される予定から感染症まん延の影響で2022年に延期。
バスティアン役のマルーマはコロンビアのポップシンガー。
カテゴリー:コメディ
マリー・ミーの映画情報
原題 | Marry Me | ||
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制作年 | 2022年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 112分 | ジャンル | ロマンスコメディ |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | https://www.universalpictures.jp/micro/marry-me |
監督 | カット・コイロ |
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キャスト | ジェニファー・ロペス |
以下「マリー・ミー」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「マリー・ミー」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
マリー・ミーのあらすじ・ストーリー
世界的歌姫のキャット(ジェニファー・ロペス)は、新曲「マリー・ミー」を携え、大観衆の前で音楽界の超新星バスティアン(マル―マ)と華々しく結婚式を挙げる予定だった。しかしショーの直前、婚約者バスティアンの浮気がスクープされ、失意のままステージに登壇したカットは、観客の男性に突然プロポーズするという驚きの行動に出る。新たなお相手は、平凡な数学教師(オーウェン・ウィルソン)とあって、前代未聞のギャップ婚に周囲は大混乱となるのだった…。
引用元https://www.universalpictures.jp/micro/marry-me
マリー・ミーをみた記録
鑑賞する人間を選ぶロマコメではあるけれど、少々かゆかったり、くすぐったかったり、恥ずかしくなったりするのがロマコメのよいところなので、その点すべてにおいて満点をつけたくなる「マリー・ミー」。J.Loファン以外の誰がみるのかわからないが、つまりJ.Loファンにとってはうれしい映画ということです。
スターと平凡な男性との恋。オフィシャルサイトにもあるけど、「ノッティングヒルの恋人」(1999)や「ラブ・アクチュアリー」(2003)を思わせるような雰囲気があるが、さすがにそれらと並べるのは失礼だろう。無理がありすぎる点やスターの付き人たちが勝手すぎる点(スター本人がワガママなのはしかたがない印象)、浮気クソ野郎な婚約者の支持が離れない点、いつまでも若々しくてパワフルでかっこいいJ.Loとはいえ50代である点などなど、純情な気持ちでみることができなかった。
フライヤーも「ノッティングヒルの恋人」(1999)のような深みがありそうな雰囲気も用意されていたみたいだけど、けっきょくJ.Loのギラギラした女王様感が前面に出たものが目を引くし、主にそっちが採用されている模様。さすがJ.Lo、深みより女王様のプロモーションという印象!
ところどころある強引さに目をつぶったら、突然スターのキャット(ジェニファー・ロペス)と結婚することになったチャーリー(オーウェン・ウィルソン)のマスロン(数学の大会)とあがり症でじぶんの殻を破ることができない娘ルー(クロエ・コールマン)とのエピソードは、ベタではあるもののサブストーリーとしては満点だったと思う。
そして、「変えたいなら違うことをしなくちゃ」という考え方は、実はけっこう刺さってしまって、少しだけじぶんのバカみたいな生活を思い起こした。あんな無謀なことはできないにしても、その考え方は常に頭の隅においておくべきなんだろうね。純情じゃないことを言ってしまうと、それができないから平凡なのであって、それができるからキャットはスターになれたんだろう。
ただJ.Loに関しては、映画よりも現実世界の方がはるかにすごいひとだから、なぜか滑稽に見えてしまうのよね。だいすきJ.Lo!