グリンチのあらすじ・ストーリー
クリスマスで賑わうとある山奥のフー村。村の北の洞窟に住むグリンチ(声:ベネディクト・カンバーバッチ/大泉洋)は、クリスマスが大嫌いだった。
クリスマスを祝う村のみんなに嫌気がさして、愛犬マックスとともに、サンタクロースになりきってクリスマスイブの夜、村の家々をまわりありとあらゆるクリスマスを盗もうと考えた。ブリクルバウム(声:ケナン・トンプソン/秋山竜次)の大きなソリを盗み、トナカイのフレッドを仲間にして、綿密な準備のもと決行された。
寝静まったあと200以上の家をまわり、クリスマスを盗みまくった。最後の1軒、シンディ・ルー(声:キャメロン・シーリー/横溝菜帆)はサンタクロースに大きなお願いをするために、サンタクロースを捕獲するための罠を仕掛けていた。見事罠にはまったグリンチはシンディ・ルーから"いつも忙しいママを助けてほしい"という切実な願いを聞いた。さらに、悲しいことは歌を歌って眼をつぶると忘れてしまうと言っていた。
はじめて出会った少女に驚いたが、グリンチは最後の1軒からもクリスマスを盗んだ。翌朝、村はクリスマスが消えたことに気づいて驚いていたが、みんなはクリスマスを祝って歌った。
それを見ていたグリンチは、自分の過ちに気づき盗んだクリスマスをみんなに返した。みんなに謝ると、みんなはグリンチを怒らなかった。その日、シンディ・ルーはグリンチをディナーに誘った。グリンチは誘いを受け、はじめてクリスマスをみんなで祝った。
グリンチは気づいた。クリスマスが嫌いだったのではなく、ひとりぼっちが嫌いだったことに。