映画の感想・評価・レビュー・ネタバレ「ポップコーン」のロゴ

リメンバー・ミー
原題:Coco

リメンバー・ミー

日本でも50億円を超えるヒットになった映画。2018年日本での興行収入は8位になってるよ。1位は「ボヘミアン・ラプソディ」(2018)ね。

第90回アカデミー賞長編アニ賞、歌曲賞を受賞してるよ。その他の映画賞でもいくつも受賞しているみたい。

リメンバー・ミーの映画情報

監督
リー・アンクリッチ
キャスト
アンソニー・ゴンサレス
ガエル・ガルシア・ベルナル
ベンジャミン・ブラット
アラナ・ユーバック
レニー・ヴィクター
ハイメ・カミル
アナ・オフェリア・ムルギア
ナタリア・コルドバ=バックリー
ソフィア・エスピノーサ
リメンバー・ミーのネタバレを含む場合があります

以下、「リメンバー・ミー」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
リメンバー・ミー」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

リメンバー・ミーのあらすじ・ストーリー

音楽を禁じる掟があるリヴェラ家のミゲル(声:アンソニー・ゴンサレス)は、音楽が大好きだった。
一年に一度、死者が家族に会いにくるとされている死者の日、ミゲルは広場で行われる音楽コンテストに出場すると決めるが、祖母エレナにバレてギターを壊されてしまう。
密かに憧れている伝説のミュージシャンのデラクルスのギターを拝借して弾いてみたとたんに、死者が見えるようになり、死者の世界に入ってしまった...。

リメンバー・ミーの感想・評価・レビュー

公開当時、めちゃくちゃ感動する、めちゃくちゃおもしろいってどこでも言っていたのを覚えているけど、ほんとそう!めちゃくちゃおもしろかった。

 

妻子を残して出ていったミュージシャンの夫への憎しみから音楽を禁じる掟を作ったママ・イメルダの孫の孫のミゲルは、音楽が大好きだった。リヴェラ家はママ・イメルダが築いた靴屋を営み、音楽禁止を守ってきたため、ミゲルには靴屋の後継ぎだけしか道がなかった。

一年に一度の死者の日。死者が家族に会いにくる、日本ならお盆のようなもので、リヴェラ家も死者の日を迎え、先祖の写真を飾っていた。

ミゲルは広場で行われる音楽コンテストに出場すると決めるが、祖母エレナにバレてギターを壊されてしまう。音楽禁止の掟ができた問題のママ・イメルダの夫の一部が切り取られた写真をみて、ママ・イメルダの夫は、ミゲルが密かに憧れている伝説のミュージシャンのデラクルスだと考えた。コンテストに出場するために代わりのギターがほしいミゲルは、家族ならデラクルスの祭壇にあるギターを拝借してもいいだろうと、デラクルスの遺品であるギターを弾いてみたとたん、死者が見えるようになり、死者の世界に入ってしまった。

その頃、死者の世界でも問題が起こっていた。リヴェラ家の死者たちも生者の世界へ行こうとしていたが、ママ・イメルダだけが生者の世界に行かことができなかった。それは、ミゲルがママ・イメルダの写真をミゲルが持ち出していたため祭壇に飾られていなかったから。

死者の日は、生者の世界で祭壇に写真が飾られていると死者が生者の世界へ行くことができる日だった。

問題はここから。ミゲルは死者の世界から出るには、日の出までに家族からの許しを得て生者の世界へ戻りたい。ママ・イメルダはミゲルが生者の世界へ戻って祭壇に写真を飾らないと生者の世界へ行けない。

ミゲルはママ・イメルダに許しをもらって帰ろうとするけど、ママ・イメルダが音楽禁止の条件をつけるためミゲルは反抗。それなら、家族であるはずのデラクルスに許しを得ようと考えて、リヴェラ家のみんなのもとから逃げ出した。

デラクルスを探す途中でヘクターという男に出会った。ヘクターは、生者の世界で写真が祭壇に飾られていないため生者の世界に行くことができず、さらに生者の世界からヘクターの記憶が途絶えそうで、今にも消えそうな状態だった。死者の世界では、生者の世界でだれからも忘れられてしまうと姿が完全に消えてしまう。ヘクターは、ミゲルにデラクルスに会わせてやる代わりに、自分の写真を祭壇に飾ることを約束させて、ふたりでデラクルスを探した。

死者の国でも大スターのデラクルスを見つけたが、家族と思っていたデラクルスはミゲルの家族ではないことがわかる。デラクルスは生前にヘクターの作詞作曲をした歌で活動していたが、ヘクターが故郷へ帰ると言い出したのでデラクルスはヘクターを毒殺、デラクルスはヘクターが作った歌を自分のものとして歌っていた。そして、デラクルスはミゲルの家族ではなく、ヘクターがママ・イメルダと娘ココを置いて去った父親だったことが明らかになる。

真実が明らかになると、デラクルスはミゲルを生者の世界へ戻したくないと、ミゲルを監禁しようとするがママ・イメルダの助けで逃げることができた。

ママ・イメルダはミゲルを無条件で許しを与え、ミゲルは生者の世界に戻り、ママ・ココのもとへ急いだ。高齢のママ・ココは、今にも父ヘクターのことを忘れてしまいそうだったが、ミゲルはママ・ココが幼いころにヘクターが歌ってきかせた『リメンバー・ミー』を歌うとママ・ココはヘクターの記憶を取り戻した。

ママ・ココが大切に持っていた、かつてデラクルスではなくヘクターが作っていた楽譜や手紙によって、ヘクターの功績が正しく広められることになった。

それから一年後の死者の日。あの後亡くなったママ・ココとヘクターやママ・イメルダたちが生者の世界へやってきて、ミゲルはギターと歌で死者を迎えていた。

 

 

メキシコ版のお盆にまつわるいい話。とてつもない号泣とはいかなかったけど、とってもよくできたすばらしい映画!アニメーションだからこそできるテーマでもあるよね。

“この映画をみると、家族に会いたくなる”って有名なだれかが言っていた記憶があるんだけど、あたしの場合は、この映画をみたら死んだおばあちゃんに会いたくなった。

死者の世界、だれも知ることがないことだからファンタジーでしかないんだけど、でもほんとにそうかもしれないな。先祖に感謝したり、先祖を敬ったりするのは、なんの意味もないことかもしれないけど、意味があることかもしれない、それもどちらかはわからないんだけど、そこは人間だもの後者であると信じて記憶ある限りは想い続けるべきだ。

ただし、決まった日の重たいイベントにはなりたくないから、祭壇云々とか写真云々とか、そんな細かいことはいいとして、愛する家族の記憶から消え去ってしまうことは寂しいだろうなとおもうから、もしもあたしが死んだときには、頭の隅っこに邪魔にならない場所に置いておいてほしいな。

きっとあたしの死んだおばあちゃんも、そう思っているはず。死んだひとからしたら、前に進んで、生きている人間たちと楽しくやってほしいと思っているだろうから。

先祖に感謝しなさいとか、先祖を敬いなさいとか、そりゃそのほうが道徳的にいいんだろうけど、それよりも、死んだみんなは、君のことずっと見守ってるよって言っている映画だったような気がする。

あたしのおばあちゃんも、たぶん見守ってくれてるような気がする。ま、あくまでも見守ってくれてるだけのようだけど。おばあちゃんと呼ぶと怒るからちゃんとおかあさんと言っておこ。おかあさん、死者の世界はたのしいかい?毎日思い出してるよ〜

 

 

そして、もうひとつ、今度はすこし引っかかったところ。作り話なんだから、と突っ込まれそうだけど、死者の世界でも仕事があるらしいこと。警備員とか出入国の管理とかコンサートの裏方とか。めちゃめちゃふつうに死者が仕事してるのは、ちょっと気が滅入るな。この映画によると、死んでも仕事することになるのか〜。

さらに、死者の世界でも貧富の差があるようで、、、しかもその差は生前の功績が関わってくるみたいで。宗教チックではあるけど、生きている今の行いが死後の世界に影響されると思うと、ちょっとこれは話が変わってくるぜ。死後でもデラクルスみたいなスターやその裏方、デラクルスのコンサートに行くことができない死者もいる貧富だかなんだか、とにかく生活ステージの差がある表現は、ファンタジーであってもちょっとムカつくというか、バカみたいというか。

そんなことが気になっちゃったよ。

 

 

最後に、この映画の邦題『リメンバー・ミー』がとてもしっくり。原題は『coco』で、ちょっとネタバレしてるかんじ。久しぶりに、邦題ナイス映画だったね。

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