2018.4.10

ドラえもん のび太のドラビアンナイト
ドラえもん映画シリーズ12作目。第9回ゴールデングロス賞最優秀金賞を受賞。
同時上映は「ドラミちゃん アララ♡少年山賊団!」で、これも最高にたのしいのでとってもおすすめです。
ドラえもん のび太のドラビアンナイトの映画情報
原題 | |||
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制作年 | 1991年 | 制作国 | 日本 |
上映時間 | 99分 | ジャンル | アニメ |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | http://www.dora-movie.com/film_history/history_12.html |
監督 | 芝山努 |
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キャスト | 大山のぶ代 |

以下「ドラえもん のび太のドラビアンナイト」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ドラえもん のび太のドラビアンナイト」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ドラえもん のび太のドラビアンナイトのあらすじ・ストーリー
ドラえもんとのび太は、絵本入りこみ靴で絵本の中に入り遊んでいた。しずかちゃんを誘って絵本に入るが、ジャイアンとスネ夫もついてきて絵本の物語をめちゃくちゃにする。
呆れたしずかちゃんは先に絵本から出ると言ってのび太と別れるが、翌日、しずかちゃんだけが絵本から出ておらず戻ってきていないことに気づく。
しかし、部屋が散らかっているのを見て怒ったのび太のママが、絵本を燃やしてしまう。
しずかちゃんを残したまま絵本がなくなってしまったが、アラビアンナイトの絵本には実際に存在した人物もいたため、その時代へタイムマシンで向かうことにした。ドラえもんとのび太は、ジャイアンとスネ夫といっしょに、しずかちゃんを助けに向かう。
ドラえもん のび太のドラビアンナイトをみた記録
トップ3に入るくらいだいすきな名作中の名作!険しい道を進む冒険、ドラえもんのポケット紛失、4人でしずかちゃんを助けにいく、ジャイアンの友情、愛くるしいキャラクター。5つそろって完ぺき!
しずかちゃんが絵本の世界に取り残されて、最悪を想像してあきらめかけたが希望を見い出し、ただそれでも一刻を争うという緊張感のなか、アラビアンらしくしようよ〜なんて言う能天気な男どものシーンは誰もがイラつくことだろうけども、あの瞬間を除いてはぜんぶたのしい。
スネ夫が蜃気楼みてヘロヘロしたり、のび太が衰弱してジャイアンが担いだり、ケンカ別れしたミクジンが激カワでナイスフォローしていたり、バカなランプの精が憎めないデブだったり、のび太たちのバカみたいな戦闘がなかったり、どこを切り取ってもイイ!!というかよすぎる!完ぺきすぎる!
しずかちゃんにとっては一生引きずるほどの、いわばPTSDを患ってしまったつらい体験になったはずだが、彼女の持ち前のポジティブシンキングでのび太たちに助けられてからは後ろを振り向くこともなく、さすがどんなときも人一倍勇気をもった強い女のこだ。
さらに、悪役が人間なのもおもしろい。悪いやつというよりも、本物の犯罪者だ。本当なら、こういう悪いやつが不思議な道具やポケットに興味持って盗むというシナリオは考えやすいというか、まずいちばんに起こりそうな題材だ。しっかり悪党ヅラだし、クズみたいなやつらだし、あいつらを懲らしめるシンドバットのシーンは爽快。
夢いっぱいに詰まった、余すところなくたのしめる映画ドラえもんです。