
ドラえもんの映画シリーズ10作目。第7回ゴールデングロス賞優秀銀賞を受賞したんだって。ドラえもん復活。
なかなかトラウマ的怖さのある日本誕生。
映画のなかで神隠しが語られるエピソードがあるが、実際に伝わっている話いわゆる都市伝説みたいなものが加わっていて、Googleで調べてみると「ドラえもん のび太の日本誕生」を見た人であろうサジェストとか出てくる。あくまでも都市伝説みたい。
ドラえもん のび太の日本誕生の映画情報
- 1989年制作
- 100分
- 日本制作のアニメ映画
- 映倫(G)
- オフィシャルサイト
- 監督
- 芝山努
- キャスト
- 大山のぶ代
小原乃梨子
野村道子
たてかべ和也
肝付兼太
松岡洋子
永井一郎
高島雅羅

以下、「ドラえもん のび太の日本誕生」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ドラえもん のび太の日本誕生」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ドラえもん のび太の日本誕生のあらすじ・ストーリー
偶然にも家出をすることになってしまったのび太たち5人。行くところがなく途方に暮れていると、日本がまだ誰のものでもない7万年前の日本へ行くことに。のび太たちはじぶんたちだけの楽園を作った。
一度現代の家へ戻ることになったが、家へ戻ると本物の原始人ククルが現代に迷い込んでいた。ククルを連れて過去に戻り話を聞いたところ、ククルの村は今の中国大陸に位置し、ククルの村人たちは呪い師ギガゾンビの暗闇族に襲われてしまったという。のび太たちは、襲われた村人たちを救出しに中国へ向かうことに。
ドラえもん のび太の日本誕生の感想・評価・レビュー
やー、大人になってみてもこわいこわい。子どもの頃のトラウマになってるギガゾンビのあの風貌。ドラえもんも脅すように話すから怖さ倍増。
夕方で薄暗い部屋でみていたから、ほんとに体固めながらみた。
日本誕生もなかなかのもどかしい戦いだった。
いかようにもなる戦いを、わざわざたいへんな方法で挑むわけで、見ていてすこしドギマギする。
この映画のはじまりは、のび太たちみんなが家出をするのが発端。こんなはじまりは他にはなくて、あってもひとりになれる場所があったらいいな程度のかわいいもの。「ドラえもん のび太の竜の騎士」で見られる。けど今回は結構本気の家出。とはいえ、かわいい子どもたちで、家出した当日に、いま戻っておけばあまり怒られずに済むと踏んで一旦家へ帰る。
つまりは、現代に迷い込んだククルと出会う口実だけど、それがのび太たちの世界でもリアリティーでもある。
あたしがこの映画でいちばんすきなのは、冒険がはじまったところ。7万年前の日本へついて、寝床を作り、作物を作り、草花を植え、生き物を生み出すシーン。あたしはドラえもんのこれがだいすき。
あたし、新しいなにかに憧れがあるんだろうな。

