2018.6.10
東京喰種 トーキョーグール
東京喰種 トーキョーグールの映画情報
原題 | |||
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制作年 | 2017年 | 制作国 | 日本 |
上映時間 | 119分 | ジャンル | SFアクション |
映倫 | PG12 | ||
オフィシャルWeb | http://tokyoghoul.jp/ |
監督 | 萩原健太郎 |
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キャスト | 清水富美加 |
以下「東京喰種 トーキョーグール」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「東京喰種 トーキョーグール」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
東京喰種 トーキョーグールのあらすじ・ストーリー
ずいぶんと昔から地球には人間の姿をして人間を食す喰種(グール)が存在していた。
ある日、大学生のカネキ(窪田正孝)はデート相手のリゼ(蒼井優)が突然じぶんを食べようとしてきてグールだと気づいた。一巻の終わりと思ったところ、鉄骨落下の事故でリゼは即死、カネキはリゼの臓器を移植され助かった。
しかし、回復したカネキはある変化に気づいた。なにを食べてもまずく、嘔吐すらする。カネキは人間を食べたいという欲望があることに気づいた。カネキはリゼの臓器を移植されたことで、グールになってしまったが…。
東京喰種 トーキョーグールをみた記録
漫画は読んでいないけど、寄生獣のようだった。どうしても寄生獣と比べてしまって、寄生獣の方が完成度が高い印象があったね。
CGを活かしたアクションはふだんハリウッド系をみているひとにとっては物足りないかもしれないし、効果音だけのほうがよりリアルでかっこいい気がするけど、すごく派手で古くさい音楽を使うから見ていてはずかしくなってしまった。音楽のチープさはマジでダサい。
なにより、人間として生きていたカネキの葛藤が描かれた前半はいいとして、いつのまにか吹っ切れ、まじでグール側の立場になったところはやっぱり納得いかない。漫画の映画化だから、ストーリーはもう決まったものだろうし、とやかく言うのはお門違いだろうけど、人間は食べたいけど人間の理性がそれをとどめている。
半分人間、半分グールで本能と理性の葛藤がある。だからこそ人間側に傾くのが自然とおもうし、まして政府が置いたグールの対策本部CCGがあるんだから、助けを求めたっていいはず。
グールたちも心があって、考えたりして、人間との共存を密かにうまいことやろうと努力している。半分グールの身として、同情したり共感したりするのは理解できるけど、親友が傷つけられた一件があったのにグールに同情する神経はちゃんちゃらおかしい。
けっきょくグールにもなりきれない、みたいなカネキの葛藤でさいごまで悩み続け、CCGの役割をもっと活かせていたらおもしろかったんだと考える。
そういえば、この映画には佐々木希ちゃんが出てる。彼女が出演していた意味はさいごまでわからなかったんだけど、漫画をみるしかないのかな〜。
続編の計画があるんだろうけど、佐々木希ちゃんはそこに生きてくるのかな〜。
総じて、寄生獣のほうがSF度も高くメッセージ性も高く、ロマンチックすらあった。
寄生獣が白ならトーキョーグールは黒。グロテスクとはまた違うけど、寄生獣とそんな変わらないはずのエイリアンぽさが、トーキョーグールは気味が悪かった。人間の肉や内臓の描写があるからかな。うー気持ちわるい!