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アメリカン・サイコ
原題:American Psycho

アメリカン・サイコ

ブレット・イーストン・エリスの同名小説の映画化。

アメリカン・サイコの映画情報

  • 2000年制作
  • 102分
  • アメリカ制作のサイコサスペンス映画
  • 映倫(R15+)
監督
メアリー・ハロン
キャスト
クリスチャン・ベール
ウィレム・デフォー
ジャレッド・レト
ジョシュ・ルーカス
サマンサ・マシス
マット・ロス
ビル・セイジ
クロエ・セヴィニー
カーラ・シーモア
ジャスティン・セロー
グィネヴィア・ターナー
リース・ウィザースプーン
アメリカン・サイコのネタバレを含む場合があります

以下、「アメリカン・サイコ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
アメリカン・サイコ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

アメリカン・サイコのあらすじ・ストーリー

80年代のニューヨーク。27歳のハンサムなヤッピー、パトリック・ベイトマンは一流企業の副社長。高級マンションに住み、美しい婚約者もいる彼は一見誰もが羨む生活を送っていた。しかし、彼の心の中には深い闇が広がっており、突如襲う衝動に突き動かされ、夜の街をさまよいホームレスや娼婦を殺害していたのだった……。

引用元https://www.allcinema.net/cinema/162764

アメリカン・サイコの感想・評価・レビュー

おもしろい、おもしろくない、の二択だったらおもしろくないほうに一票かな。理由はもやもやが残ったままなにも解決せず真っ暗闇のまま終わるところ。後味もよくないし、みている側に投げかけた感、きらいではないけどすきでもない。他人に興味がない孤独な社会に埋もれて犯罪者が咎められることなく野放し状態なのが、いくら自分しか見ていないバカなエリート(ヤッピー)たちの能無しっぷりの表現でもちょっと引っかかるし。

ついでに、好みの問題は別だけども、快楽殺人だしね、決しておもしろいとは言いにくいかんじだよね〜。

原作がそうなのだからしかたないけど、秘書ジーンだけがパトリックの異常な性癖とか思考に気がついただけで、彼はこのままじぶんの病いに苦しみ続けてはいくものの、殺された人たちは通り魔に襲われた的な結論で無意味に死んでいったことにしかならないのだろうとおもうと何とも言えない気持ちになるし。ラストシーンの捉え方は人それぞれ…というのも、個人的にはあまりすきではないし。

彼の異常性がテーマなのか、頭空っぽなバカたちがテーマなのかよくわからないけど、皮肉を伝えているのだけは受け取った。超エリートでウォール街で働くお金持ちたちが、似たような肩書きの仲間とつるんで話すことといえば、名刺やスーツ、女のことくらい。おどろくほどバカな内容で、さすがに今の時代ここまでバカなエリートサラリーマンはいないと思うけど、映画的なおぼっちゃまたちが名刺の出来を自慢したりして、毎日遊んで生きてるような感じ。

バカたちは、いつもつるんでいる仲間のひとりが何十人も殺したサイコキラーだということも知らないし、話したところで信じもしないし、知人の顔すら判別できないバカ。方や、パトリックもその一人だけど、人一倍負けずぎらいなうえ、趣味が快楽殺人。仲間たちが誰と話しているかも判別つかないようなバカだったことに唯一気づいたようだけど、それではじぶんが快楽殺人をやめられないことに愕然とする。

わけがわかんないよ。めちゃめちゃやばいし、わけわかんないよ。なにこの世界って思わせたいのかなんなのか、刑事も嗅ぎつけているものの、あのあと逮捕したのかは闇のなか。あれだけ公然で殺人をしたのに、朝になるとなにもなかったかのようになってるのはなんだったんだろう。もしやパトリックが幻想をみていただけなのかも、と思うときもある。

パトリックの思考については理解ができないことのほうが正常なわけなのだけど、映画の進行も理解しにくく、それもまた皮肉の一つなのだろう。バカたちが見分けがつかないのも、裏でコソコソやってる女たちの頭のわるさも、何もかもが皮肉でまとめられていて、最も狂いまくっているパトリックが自己の病気に苦悩するのが逆にまともに見えるような捉え方もできるのも皮肉。

セクシーで知的なヒーローであるバットマンが、3Pして快楽殺人してるなんて…いまみるとほんとすごい絵面。3Pしながらじぶんに見惚れるシーンとすっぽんぽんにカバーした靴でチェーンソー持ってるシーンが特に印象的。今回のクリスチャン・ベールの表情まじでやばい。

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