2024.9.1

エネミー・オブ・アメリカ
興行収入200億円を超えるヒットを記録。
エネミー・オブ・アメリカの映画情報
原題 | Enemy of the State | ||
---|---|---|---|
制作年 | 1998年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 140分 | ジャンル | アクションサスペンス |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | https://www.waltdisneystudios.jp/studio/others/0282 |
監督 | トニー・スコット |
---|---|
キャスト | ウィル・スミス |

以下「エネミー・オブ・アメリカ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「エネミー・オブ・アメリカ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
エネミー・オブ・アメリカのあらすじ・ストーリー
妻子と幸せな生活をおくる弁護士ディーン(ウィル・スミス)はある日、本人も気づかないままに暗殺事件の証拠を手にしてしまう。事件の首謀者は、NSA<国家安全保障局>の行政官レイノルズ(ジョン・ボイト)。NSAは最新鋭のテクノロジーを駆使した隠蔽工作を開始し、ディーンを証拠と共に抹殺しようとする。愛する妻の信頼と職業上の成功を失い、犯罪者の濡れ衣まで着せられ、追いつめられるディーン。孤立無援の彼は元諜報工作員ブリル(ジーン・ハックマン)を味方につけ、全能の監視・追跡システムを操る巨大な敵を相手に、反撃を開始するが…。
エネミー・オブ・アメリカをみた記録
昔はよくテレビで放送されていた、ザ・アメリカという少々安っぽめなエネミー・オブ・アメリカ。自由の国アメリカの自由を奪おうとする敵、という意味だね。
大衆的でなにも考えずにみていられるので、2時間を超えるがそう長さを感じずにコンパクトにみられる。登場人物も多くないので話は非常にわかりやすい。わるくいえば中身のない映画なわけだが、たしかにおもしろいアクションも多くはないし、陰謀によって追われる身となった弁護士がベテラン工作員と手を組んで…となったころにはもう終盤だし、ネットが生活の一部になった現代では特にピンとくるストーリーでもないし、当時としたって個人情報が政府に侵害されるなんてことは現実的な話ではなかったはずだし、社会派ドラマの類いともいえない。さらにいうと、(特に若い)ウィル・スミスの醍醐味みたいなものも感じられない。深みのない話はほかでカバーされそうだけど、ほかはまた薄味なのでポイントとなるものがない。
テロ対策、安全保障の観点とは別に、個人のプライバシーが脅かされる法案が可決されてしまうのはおそろしいことなのだけど、それによる国家のメリットがよくわからなくて。実際に非合法ではあるができちゃってる(というかやっちゃってる)わけで、合法にしてしまえば都合がいいが、そうしたら悪いやつらの思うままにできてしまうかもしれない、というエピソードがあったら少しは深みが増したのでは!
総じてこれといってグッドポイントがない映画ではあるが、最後までテンポがよくておもしろい。
国家安全保障(NSA)が、たったひとりの弁護士を捕まえることができず四苦八苦していたら、その弁護士がめきめきと知恵をつけて、工作員を仲間にして形勢逆転。NSAがズッコケなので、スリルや緊張感は乏しいが飽きずにたのしいです。
のちにスノーデンという方がいろいろ暴露しますが、そこんところほんとにどうなんでしょうか。
(´・ω・`)