
日本では未公開だけどキャストちゃんとしてるし、低予算風じゃないし、がんばってるSFアクション。
子ども向けとしてでも公開しなかったのはなぜなんだろう?子ども好きそうだけどな。
関係ないけど、邦題のスティールワールドもダサすぎる(´・Д・)」
スティールワールドの映画情報
- 2014年(劇場未公開)制作
- 90分
- イギリス制作のSF、アクション映画
- 映倫(-)
- 監督
- ジョン・ライト
- キャスト
- ベン・キングスレー
ジリアン・アンダーソン
カラン・マッコーリフ
エラ・ハント
ジェラルディン・ジェームズ

以下、「スティールワールド」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「スティールワールド」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
スティールワールドのあらすじ・ストーリー
宇宙から来たロボットに支配された世界。人間は首に装置を埋め込まれて、ロボットから厳重に見張られていた。
ある日、ショーン(カラン・マッコーリフ)は友だちと機械を触っているところ感電。感電したことで首の装置が機能しなくなることに気づいた。
同じように首の装置を感電させ、ショーンはコナーやネイトとアレックス兄妹とともに外へ出る。
スティールワールドの感想・評価・レビュー
この映画について話したいことはひとつ。きっと題材は良いはずなんだ。
地球という星を調べたい、人類を調べたい、だから屋外に出るな。
屋外に出るな、については大した理由もなくなんか最初からガンガン主張する割には安い理由で根拠が薄くピンとこない。
が、よくあるSF映画ぽくてそんなには悪くないはず。
ただどうにか収めようとして急いでいる感があって、突然ポコスカいろんな展開を織り交ぜてくる乱雑さに戸惑う。
そう、つまり脚本家が下手すぎる。
こじつけた展開に困惑するし、理解はできるけど無理矢理に摩訶不思議な方向へ持っていくために説得力に欠けるし、同情も薄れ緊迫感も足らない。
せっかくスケールが大きく、CGも駆使した迫力のある映画なのに、いかんせん安く感じるのは脚本家や監督の力量不足なんだろうきっと。
親子の愛とかキラキラしてるのに、それをいやらしく出さないあたりとかちょー好感持てるのにもったいない。
そう、もったいないんだ。
ロボットの正体だとか、彼の能力だとか、けっきょく謎は明かされぬままエンディングを迎えるのもすこし消化不良なのは譲るとして、もっともっとおもしろくできたんじゃないかとおもうと映画は好きだけじゃ作れないんだな、とすこしさみしくなるわね。
初っ端のナレーションで駆け足の状況説明も、ストーリーを理解するには事足りるんだけど、ナレーションではないけど、そんなような要領でその後のストーリーの理解を深めるくらいのひと手間があってもよかったかもしれない。
しかし宇宙人のきもちわるいこと。でもその人類に合わせてきた感じがなんかリアルで、この映画のとても良かったところだとおもう。
大作ではないくせに、迫力だけはなかなかだったことも良かった点として加えておこう。
まさにB級映画なんだけど、あの迫力はハリウッド映画に追いつく勢いだったよ。
たぶん、ハリウッドが作ったら超おもしろくなったんだろーな。やっぱりあたしハリウッドの高予算映画に毒されてるな。すきだもんハリウッドの大衆映画。

