2022.7.11
ソー:ラブ&サンダー
マーベル・シネマティック・ユニバースの29作目。監督は「マイティ・ソー バトルロイヤル」(2017)や「ジョジョ・ラビット」(2019)のタイカ・ワイティティ。タイカ・ワイティティはコーグ役でも出演。
ソー:ラブ&サンダーの映画情報
原題 | Thor: Love and Thunder | ||
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制作年 | 2022年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 119分 | ジャンル | SFアクション |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | https://marvel.disney.co.jp/movie/thor-love-and-thunder/about.html |
監督 | タイカ・ワイティティ |
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キャスト | クリス・ヘムズワース |
以下「ソー:ラブ&サンダー」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ソー:ラブ&サンダー」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ソー:ラブ&サンダーのあらすじ・ストーリー
「アベンジャーズ/エンドゲーム」の激闘後、多くの仲間を失ったソーはガーディアンズと地球を後にしていた。そんな彼らのもとに、宇宙各地の神が殺されているという情報が入る…。ソーは次の標的がニュー・アスガルドであることを知り駆けつけるが、突如“神殺し”のゴアが襲いかかる。だがその時、新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた元恋人ジェーンが現れる。そしてその手には、最強のハンマー〈ムジョルニア〉が…!?2人のソーによる破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーを見届けよ!
引用元https://marvel.disney.co.jp/movie/thor-love-and-thunder/about.html
ソー:ラブ&サンダーをみた記録
邦題から「マイティ」が捨てられ、日本スタッフが慌てた様子がうかがえるけども、原題と邦題の課題はこんなところで浮き彫りにされて、いい機会になったかもね。
待望のソー4作目、まさかジェーンがムジョルニアを手にして約8年半ぶりにソーの前にあらわれる。まだまだ宇宙ではよからぬことが起こりまくる。この瞬間もどこか遠い宇宙では何かしらが起こっていて、そのたびにヒーローたちが平和を守るために傷つき、何かを犠牲にしていく。
ただし、そのよからぬこととは、ただの悪とは限らない。深い深い悲しみや裏切りによって生まれた憎しみが、善人を別人に変えてしまうことだってある。そこにマーベルの良さがあって、サノスもそうだったけど、悪には悪なりの筋が通ったエピソードがある。"筋が通った"は人それぞれ見解があるだろうけど、とにかく悪なりの理由があるってことだ。アホみたいな、世界を征服してやるんだ!みたいなものではなく、悪側の大義名分があるってこと。
ま、そんななかでもソー3作目の「マイティ・ソー バトルロイヤル」(2017)の死の女神ヘラは特に志のない征服を望んでいたタイプだったのだけど、死の女神の名の通り死を司る神だったのと、そんな自分を追放した父と、何も知らない兄弟や民への恨みという極悪系。あたし的には極強なキャラクターだったものの箸休め的に感じた。
過去の話は置いておくけど、映画の雰囲気は3に続きコミカルなタッチで軽快。そこに、ムジョルニアの力を得るジェーンとネクロソードの力を得るゴアが加わって重みが増す。ところどころグッと雰囲気を変えていくオシャレな展開が監督のテクニックなんだろう。
おかげでテンポよく笑わせられるし、驚かされるし、泣かされる。内容を話したいところだけど、公開からまだ2日目、だまって締めるとしよう!