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2020.1.18

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

原作はジョナサン・サフラン・フォアの小説。監督は、「めぐりあう時間たち」(2002)、「愛を読むひと」(2008)のスティーヴン・ダルドリー。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いの映画情報

原題 Extremely Loud & Incredibly Close
制作年 2011年 制作国 アメリカ
上映時間 129分 ジャンル ドラマ
映倫 G
オフィシャルWeb https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=3436/index.html
監督 スティーヴン・ルドリー
キャスト

ム・ハンクス
サンドラ・ブロック
トーマス・ホーン
マックス・フォン・シドー
ヴィオラ・デイヴィス
ジョン・グッドマン
ジェフリー・ライト
ゾーイ・コールドウェル

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのネタバレを含む場合があります

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのあらすじ・ストーリー

オスカーと父は、親子であると同時に親友だった。父は少しばかり繊細で生きることに不器用なオスカーを、その個性を壊さずに導いてくれる頼もしい師でもあった。そんな二人を優しく見守る母親。ところが――9.11が最愛の父を奪ってしまう。
オスカーは父が遺した一本の鍵に、最後のメッセージが込められていると信じ、鍵穴を探す旅に出る。鍵の入っていた封筒に書かれた文字に従い、ニューヨーク中の“ブラック氏”を訪ね歩くオスカー。やがて謎の老人が同行者となり、いつしかオスカーの辿った軌跡は、人と人とをつなぐ大きく温かい輪になっていく。
ついにオスカーは、鍵の真実とめぐり会うのだか――。

引用元https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=3436/index.html

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いをみた記録

大好きだった父親を9.11で失い、塞ぎ込みまくっていたなか、父親の面影を感じる鍵を見つけて、その鍵が何なのかを探しはじめる。もういないと思っていた父の父があらわれて、いっしょに鍵穴探しをしたり、出会うひとたちにあたたかく迎えてもらったり、だけど行き詰まって爆発したり。

子どもの世界は狭くて小さいけど、オスカーはそんな壁を臆病かと思いつつ、どんどんぶち壊していった。超神経質な、アスペルガー症候群的な子のようだけど、その神経質がかっこいいセンスやオシャレにみえていた。結果、頑固でせっかちで、でも計画的で、大人のような子どもで、じぶんの愛すべきものはぜったい手放したくないという、ふつうの人間とはすこしちがう感性が、めちゃめちゃかっこよかった。

苦手なものやきらいなものがたくさんあるのに、目標のためには克服できるし、自ら克服しようと考えて行動する姿は、それなりに自閉症感があるけど、最高にクール。あたしがこの年のころなんて、あまやかされて育ったのもあるだろうけどコンビニすらひとりで行けなかったし。

そんな激かわオスカーが鍵穴探しで見つけたもの。父の愛とかみんなのやさしさ、みんなもおなしようにつらいことがたくさんあるってこと、なんだけども、それよりもっと大きなものを見つけた。心が離れてしまったと思っていた母親の愛だった。

なんてオシャレな映画!めちゃめちゃお気に入りになってしまった。ぼくとママっておなしじゃん、と思えたことが、パパを失ったことを乗り終えるいちばんの特効薬だったよう。油断していたのもあって、めちゃめちゃおもしろかった。

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