
第88回アカデミー賞「脚色賞」を受賞。作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞・脚色賞と実に主要5部門にもノミネートされた話題作。
アダム・マッケイ監督の映画は好きなので、期待度大で映画館でみてきたよ。
マネー・ショート 華麗なる大逆転の映画情報
- 130分制作
- 130分
- アメリカ制作のドラマ映画
- 映倫(G)
- オフィシャルサイト
- 監督
- アダム・マッケイ
- キャスト
- クリスチャン・ベール
スティーヴ・カレル
ブラッド・ピット
ライアン・ゴズリング

以下、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
マネー・ショート 華麗なる大逆転のあらすじ・ストーリー
"2008年に起こったリーマンショックで世界経済は大混乱。そんな中、ある4人のトレーダーたちは4000億円もの利益を叩き出した。"
という実話をもとにしたストーリー。
マネー・ショート 華麗なる大逆転の感想・評価・レビュー
相当おもしろかった。
コメディではあるものの、ドキュメンタリータッチというのも手伝って、さらにテーマがリーマンショックだし、ちっともコメディ感を感じなかった。
経済の話をしているうえで、変人4人(ほかにもいるけど)のコミカルな演出はコメディと言えるものなんだけど、テーマはやっぱり世界経済。
撮り方もちょードキュメンタリーで、なんとなく見辛さはあったりする。
だけど、ときたまコメディ感を垣間見せる演出がすこしある。カメラに向かって役者が話し出すとか、ブロンドのおねーちゃん出てくるとか。程度は低いが、あくまでもコメディとゆー位置付けは守るのかと納得するシーンね。
さて内容はとゆーと、例の世界が震えたリーマンショックはどうして起こったのか、実はこんなことが起きていて、バブルは弾けないとおもっていた人々のなかで、いやこれはおかしい!と逆張りしたひとたちの話。
たぶんだけど、4人がお金のことでワーワーするコメディだとおもって劇場にきたひとたちにとっては、訳のわからない話で、退屈すぎて眠ってしまうレベルとおもう。
日々、為替のことでピーピー言ってるあたしですら難しい話もたくさんあったもの。たかが数年為替噛んでるあたしが言うこもアレだけどね。
とにかく、頭のいいキレまくったひとたちが、経済破綻に掛けた一世一代の大博打話が、意味を理解していないとスムーズに入ってくることはない話だから、みんながみんなたのしく見られるわけではないとゆーこと。
逆にビジネスの視点で見たら、非常に勉強になるという映画だとも言える。データ、データ、数字がものを言う世界だけど、最後はハートと勇気というのも感じる。
リーマンショックのことを真剣に考えてみたら、それだけ多くのひとが路頭に迷った背景があるわけだけど、というより背景ではなく本当の表ということで、複雑といえば複雑だけど、どうしても見てしまうのは変人4人の確かな思い切りのほう。
ものごとはなんにでも最初があって、なんかその”最初”の努力が見えたような気がしてとてつもなくかっこよかった。
一番乗りってすごいことだけど、とてつもない勇気と努力が要ることだもんね。
この映画は、本当のひとたちの話です。
世界のいたるところで、じぶんの人生を変えようとしてる、世界を変えようとしてる、お金儲けをしようとしている、大マヌケと呼ばれている頭のいいひとたちがいるってことです。
意外と感動もらえる変人たちの話です。
邦題「華麗なる大逆転」がなんか好きくないっぴ。


