2019.3.21
ランボー3/怒りのアフガン
残念ながら、第9回ゴールデンラズベリー賞主演男優賞を受賞、作品賞などもノミネートされてるの。スタローンに対して、ほんとみんな失礼だな!
ランボー3/怒りのアフガンの映画情報
原題 | Rambo III | ||
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制作年 | 1988年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 100分 | ジャンル | アクション |
映倫 | - |
監督 | ピーター・マクドナルド |
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キャスト | シルヴェスター・スタローン |
以下「ランボー3/怒りのアフガン」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ランボー3/怒りのアフガン」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ランボー3/怒りのアフガンのあらすじ・ストーリー
カンボジアでの戦い後、タイで暮らしていたランボー(シルヴェスター・スタローン)のもとに、極秘任務を頼みたいと唯一の理解者であるトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)が訪ねてきた。トラウトマンの頼みを断ったランボーだったが、数日してトラウトマン大佐がソ連軍に捕らえられたと知らせがきたため、救出にいくことを決める。
ランボーは、ソ連が支配しているアフガニスタンのトラウトマン大佐が捕らえられている地へ、たったひとりで向かった。
アフガニスタンの兵士の案内で立ち寄った村では、子どもも銃を持ち、兵士として戦っていた。ひとりの少年ハミドと出会い、現地の兵士たちとの絆ができたころ突然、ソ連がヘリで街を襲撃してきた。トラウトマン大佐の救出がくることをスパイから聞いたため、ランボーを殺しに襲ってきたのだった。
ランボーはトラウトマン大佐の命が危ないと思い、案内人と、くっついてきてしまった少年ハミドとソ連軍の基地へと急いだ。
基地へ潜入したランボーは、トラウトマン大佐と捕らえられていたアフガニスタン兵士を救い、脱出した。しかし、追ってきたソ連軍に追い詰められる。大軍を率いて追ってきたソ連軍に打つ手なしの状況で、ランボーとトラウトマン大佐は諦めることは一切せず、立ち向かった。
とそのとき、村にいたアフガニスタンの兵士たちが救援に現れた。ランボーは混乱する戦場のなか、ソ連軍を打ち負かした。
ランボー3/怒りのアフガンをみた記録
これまででもっともドラマがあったとは思うけど、特段ほかの映画と差異はなく、むしろほかの映画と比べるには重みがなさすぎるかな。割といいストーリーになりがちな、少年とのエピソードは無理やりに入れて、けっこう手荒く作られたような気がする。
ゲリラ兵たちも深妙な表情をして、映画で伝えたかった戦争・紛争の愚かさを教えてくれるのかと思いきや、全体的には割とアッサリしていた。
ドラマ部分として、少年ハミドとのエピソードが薄っぺらいと文句したけど、この映画ではアフガニスタンの恐ろしく悲しい実情をテーマにしているのだからしかたないわけだ。
とはいえ、アフガニスタンの現状を知らしめシーンは、たしかにひどく未来のない話で、多くの血が流れているのにもかかわらず、なんの手立てもなく、むしろ悪化するばかりの悲惨で大バカな戦争の知られざる真っ黒な部分が語られていた。
が、もちろん、もちろんと言うとアレだけど、解決のしようのない結び方で終わる。むしろ、アフガニスタン兵士たちとの絆が生まれたという、ぬるいハートフルで閉じられる。
メッセージがハートフルな絆ではなく、マジで戦争映画にしていたら、なんとなくだけどラジー賞にノミネートされることはなかったんじゃないかなんておもう。
だからといって、シルヴェスター・スタローンは、生ぬるい映画を作りたかったわけではない。これが、だれかの心に響いて、ひとりでも多くの救われるべき命が増えることを祈って作ったに違いない!
ただ映画のストーリーとして、どうしても笑けてしまうシーンが多々あるのが、、、これまたシルヴェスター・スタローンの力なんだろう。超かっこいい!