2018.3.10
アトミック・ブロンド
原題:ATOMIC BLONDE
アトミック・ブロンドの映画情報
原題 | ATOMIC BLONDE | ||
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制作年 | 2017年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 115分 | ジャンル | アクションサスペンス |
映倫 | R15+ |
監督 | デヴィッド・リーチ |
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キャスト | シャーリーズ・セロン |
以下「アトミック・ブロンド」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「アトミック・ブロンド」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
アトミック・ブロンドのあらすじ・ストーリー
時代は1989年、ベルリンの壁崩壊の直前。ロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)がMI6から呼び出された。MI6はイギリスの秘密情報部で、スパイをたくさん抱えてるところ。ロレーンもスパイのひとりで、10日前から起きたことの説明を求められ呼び出されていた。
事の発端は、MI6のスパイであるガスコイン(サム・ハーグレイブ)がベルリンで謎の組織に殺されたこと。ガスコインは超重大な秘密が書かれたリストを所持していて、殺されたためにリストが他に渡ってしまっていた。
ロレーンはガスコインを殺した組織を崩壊しリストを奪還するべく、MI6ベルリン支局のパーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)と組むことになった。さらにロレーンにはもうひとつの任務として、二重スパイのサッチェルを見つけ殺すことを命じられていた。ベルリンへ飛んだロレーンは、パーシヴァルと任務をはじめる。
アトミック・ブロンドをみた記録
話のあらすじにこんな文字数使うとは。オフィシャルでもウィキペディアでも、もっと簡潔にまとめられていたけど、あたしくらいの頭だとこれくらい細かくないとぜったい理解できないので、あたしとおなし脳みそのひとのために。
2回みたくらいなので、とにかくむつかしかった。1回目みているときは、登場人物が多すぎて理解不能とおもっていたけど、話をつかんだ2回目はそうでもないことに気づいた。というか、なんか役者の顔が記憶できなかった方が大きいかも。ぜんぜん顔違うのに。
みんながみんな謎の人物的な扱いだから、てかなにが本当かよくわかんないから、このひとはこの名前だよって説明がないわけ。下手したらさいごまで名前わかんないひともいたし。そんなかんじだから、久々に出てきたひとをみて、え誰だっけこのひとみたいになって思い出そうとしているうちに話は進んでて追いつかなくなるかんじ。
頭わるいひとは、たぶん理解できないよ。あたしだけが頭わるい可能性もあるけど。
頭のいいひとたちの騙し合いって、それだけでおもしろいじゃん。好物のどんでん返しも期待できるし。おまけにテンポもいいし、絵面もたのしいし、振り返って語るスタイルの話の進み方もすき。ロレーンが10日前から起きたことを語っているから、ロレーンが死ぬ心配がないのも安心してた。
だけど話を理解するのがむつかしかったんだ。さいごの答え合わせとタネ明かしを見ても、は?みたいな。真剣にみてなかったのかな〜て反省したくらい。
2回みたのに実はまだ理解していないところもあるのよね。フランスのスパイのデルフィーヌ(ソフィア・ブテラ)、時計屋(ティル・シュヴァイガー)、時計屋の手下のメルケル(ビル・スカルスガルド)のことなんて、まじでいまも意味わかってないし。ロレーンに協力的なのも意味不明だし、MI6の人間であるにしても肝心なことをしないのも意味不明。
ついでに言うと、デルフィーヌが死んだときに泣いたロレーンも意味不明。常に冷静で優秀で、しかも超すごいひとなのに、なんどかエッチなことした女の子に愛情があったんかいっておもったし。そもそも、情報をもらうためにデルフィーヌと深い仲になったのは理解できるにしても、デルフィーヌ的に同性とエッチなことする理由はなんだったのか。ロレーンにチンチンでもついてんのかなとおもったし、明らかに男性側にいる事後の雰囲気に笑けたし。
総じて、解説が必要でならない。理解できないことが悔しいとも思えない、難解な話だった。
これが単独監督初のデヴィット・リーチ監督のすごさなのだろうか。Blu-rayを手に取ったとき、え!デヴィッド・リンチ監督なの!?生きてんの!?と思ったことはナイショ。超失礼ごめんなさい。
で、おもしろかったか否かは、おもしろかったのほう。こんなに混乱させられるんだもん、おもしろいよ。もうすこしだけ分かりやすくしてくれよ、とはおもうけど、多くを言わないロレーンというかっこいー女スパイとゆーのが魅力でもあるから、それは言うべきじゃないのかな。女版007なんだって。てことは色女ってことか。その相手がデルフィーヌ?同性をも魅了する女スパイ?それはそれでかっこいーな。
ついでに、サントラは入手したい系。音楽はまじでおもしろい。まさかこんなところで、ロンドン・コーリングとかきくことになるとはおもわなかった。超ハイセンスなひとが劇中曲決めてるね、いろいろ超かっこいいよ。
あと、オフィシャルサイトでアトミック・ブロンドのフラッシュゲームに飛べるんだけど、10分くらいやりました。2600点でギブアップ。ちょっとたのしかったよ。