2021.11.17
ハンターキラー 潜航せよ
原作は、ドン・キースと米海軍潜水艦の元艦長ジョージ・ウォレスによる「ing Point」。
ジェラルド・バトラー主演映画ではぜんぜんヒットしなかった本作。巷の評価も辛口ばかり。
ハンターキラー 潜航せよの映画情報
原題 | Hunter Killer | ||
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制作年 | 2018年 | 制作国 | イギリス |
上映時間 | 122分 | ジャンル | アクション |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | https://gaga.ne.jp/hunterkiller/ |
監督 | ドノヴァン・マーシュ |
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キャスト | ジェラルド・バトラー |
以下「ハンターキラー 潜航せよ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ハンターキラー 潜航せよ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ハンターキラー 潜航せよのあらすじ・ストーリー
ハンターキラー 潜航せよをみた記録
ジェラルド・バトラーにゲイリー・オールドマンという役者が起用された傑作かと思う映画なのだけど、騙された〜!と思うひとが多そうな一本!
舞台が深海というのは、宇宙空間同様に暗闇で逃げ場がなく絶体絶命の窮地ばかりでハラハラさせられることは間違いない。上から魚雷が直撃したり、暗闇のなか音を立てずに進んだり、ロケット弾を撃たれたり、艦内あちこちで浸水が起きたり、どでかい爆弾を撃ち込まれたり、深海と関係ないところでもドカンドカン起こるので、映画館でみたとしたら興奮させられたはず。
『潜航せよ』のサブタイトルとはべつに、しっかり役割を果たした陸上での活躍がかなり要になっていたことや、地道に努力してきた風で海のなかしか居場所がないと言いつつバケーションでか鹿を狩ろうとしていたアーカンソーの初就任艦長、ずっと怒っていて話がぜんぜん理解できない統合参謀本部議長、こんな大変な事件ここだけで解決しようとする海軍少将、学も箔もなくずっと英語を話すロシア大統領、計画はしたのだろうけどバカみたいなクーデターを起こし英語を話すロシアの国防相とそのバカ部下、もうちょっと声出して話してよ英語話せるんだからって言いたくなるアンドロポフ艦長などなど、素人目でもおかしいところがたくさんあるのが魅力なのかもしれない。
特にロシア人たちが常に英語を話すあたりはとても違和感だったのと、ジェラルド・バトラーをぜんぜん活かそうとしていないアーカンソーの艦長、こんな大物を起用する意味あったを問われそうな統合参謀本部議長が救いようがないのだとおもう。
唯一、好感が持てたのは、というか優勝一択なのは、大統領救出のために投入された偵察特殊部隊たち。特にビル・ビーマンは、大統領も新米隊員も救出し本線伏線で大いにその力を振るった。偵察にいってきての命令、さらに存在しない人間というお化け部隊で向かった先がクーデター起こした頭おかしいロシア軍隊。そこからたった4人で大統領を救い出すのはだいぶ無理があるのだろうけど、この4人の活躍がなければ戦争は免れなかったわけだし、その功績は大きいよね。
ジェラルド・バトラーには、ドンパチもしくはセクシーがないと成立しないのだけど、もちろんこの映画もそういうことで残念。
この映画の見どころは、陸上の特殊部隊の使命と男気と、最新鋭の潜水艦技術をリアルに再現しているらしいので、そこかな!