2018.3.14
セル
原作は2006年のスティーブン・キング「セル」という小説。スティーブン・キング自身も脚本に参加。「1408号室」に続いてスティーブン・キング原作のジョン・キューザックとサミュエル・L・ジャクソン共演第二作目。
セルの映画情報
原題 | Cell | ||
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制作年 | 2016年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 98分 | ジャンル | パニックサスペンス |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | http://cell-movie.jp/ |
監督 | トッド・ウィリアムズ |
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キャスト | ジョン・キューザック |
以下「セル」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「セル」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
セルのあらすじ・ストーリー
ボストンの空港に降り立ったクレイ(ジョン・キューザック)は、別居中の妻に電話をかけていた。途中、携帯電話の充電が切れてしまった。
すると突然、周囲の電話をしていたひとたちが暴徒化しだした。凶暴に狂い、人々を襲い出した。
パニック状態の空港を出て、地下鉄に逃げ込むことができたクレイは、地下鉄の運転手トム(サミュエル・L・ジャクソン)に出会い、クレイの自宅に非難する。しばらくするとクレイの下の部屋のアリスが助けを求めてきた。3人でクレイの妻と息子を助けにいくことになる。
セルをみた記録
残念だけど、大事なところは一切解決せず、謎も解明されぬまま終わるので消化不良。それまでの進行もRPGで言うところの、一時参戦で死んでくパターン。少々入れ替わりが起こるものの、それによる展開はなし。なにも残していかない。心になにも訴えかけない。メッセージはひとつもない。という、三拍子揃った映画だった。
原作がスティーブン・キングと聞くと、やっぱり耳がピクッと反応してしまって、さぞおもしろいと期待してしまうけども、当時ヒットした記憶もないなぁ。ましてゾンビ映画でこの未解決っぷりをみると、バイオハザードみたことある?と聞きたくなってしまう。
電波(セル)を聞くとゾンビになっちゃう。斬新だけどわからなくもない。原作は2006年で、スマホはなかったにしても携帯電話ないと生きていけないみたいな時代だったとおもうから、スティーブン・キングは現代人の携帯使用に警笛を鳴らす的な意味で皮肉ったんじゃないかと思う。
クレイだけに焦点を当てすぎなんだきっと。当然、そうして映画を作った意図があるのだとおもうけど、パニック映画なんて特にどこを見せ場にするかで大きく変わる。だから、きっとこの映画は、ゾンビがなんちゃらの映画ではなくて、息子を持つ父親に焦点を当てたヒューマンドラマ的な方向性なんじゃないかと思う。それがゾンビゾンビゾンビだから非常に分かりにくく、というか、まずゾンビ映画なんだからゾンビおもしろくしないと!と突っ込まれることになり、結果つまんない映画になってしまうんじゃないかと!キャスティングは豪華なのに残念です。