映画紹介・映画レビュー《ポップコーン》

映画を探す・検索

2021.11.15

エターナルズ

エターナルズ

マーベル・シネマティック・ユニバースの26作目。監督は「ノマドランド」(2020)で第93回アカデミー賞監督賞を受賞したクロエ・ジャオ。当初は2020年11月6日公開予定が、新型コロナウイルス感染症まん延の影響で何度か公開が延期され、日本では2021年11月5日に公開。

2022年1月12日からDisney+で配信開始。

エターナルズの映画情報

原題 Eternals
制作年 2021年 制作国 アメリカ
上映時間 156分 ジャンル SFアクション
映倫 G
オフィシャルWeb https://marvel.disney.co.jp/movie/eternals.html
監督 クロエ・ジャオ
キャスト

ジェンマ・チャン
リチャード・マッデン
クメイル・ナンジアニ
リア・マクヒュー
ブライアン・タイリー・ヘンリー
ローレン・リドロフ
バリー・コーガン
ドン・リー
キット・ハリントン
サルマ・ハエック
アンジェリーナ・ジョリー

エターナルズのネタバレを含む場合があります

以下「エターナルズ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
エターナルズ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

エターナルズのあらすじ・ストーリー

地球に新たな脅威が迫るとき、7000年にわたり人智を超えた力で人類を密かに見守ってきた、10人の守護者がついに姿を現す。

彼らの名は、エターナルズ。だが、地球滅亡まで残された時間はたった7日。

タイムリミットが迫る中、彼らは離れ離れになった仲間たちと再び結集し、人類を守ることができるのか?

そして、彼らを待ち受ける〈衝撃の事実〉とは…アベンジャーズに次ぐ、新たなヒーローチームの戦いが始まる!

引用元https://marvel.disney.co.jp/movie/eternals.html

エターナルズをみた記録

エンドゲーム後の地球、アヴェンジャーズよりももっともっと遥か昔から地球を守ってきたエターナルズ。

率直な感想は、ちょっと弱っちいパワーのみんな。弱っちいというと語弊があるかな。エターナルズそれぞれができることはすごいのだけど、戦うとなるといまいち振るわない印象。とてつもないパワーを持っているわりに、ディヴィアンツとの戦闘となると宇宙規模のパワーとは思えない、アヴェンジャーズのちょっとしたレベルアップ版というだけで、スケールがとんでもなく大きい割にどこか物足りない。

さらに、何千年といっしょにいたらそれぞれ別の方向を向き出すのは理解できないでもないのだけど、人間的な感情を持ち合わせていることが不自然。何千年と歳を取らずに地球を守ることが目的であるのに、まだ終わらないのって数千年経てから突如人間みたいにねぇ。

人間のようで人間じゃないエターナルズと、カタカナのことばが多くてキャラクターをつかむのに時間がかかるのと、地球を守るはずのエターナルズのせいで地球の存亡が危ぶまれていることで、かなり感情移入は難しい映画だった。

とはいえ、楽しみにしていたエターナルズ。新しいフェーズの幕開けはまだまだファンたちを息つかせない展開をおもしろい大人たちが考えているんだと思うとワクワクするし、エターナルズはまだあたしたちに???ばかりを残して、乞うご期待の姿勢なのだろうから、いいこで待っていようと思っています。

エターナルズはどこへ行ったのか、なぜこれまでなかったラブシーンを入れたのか、これ以上の存在はありえないだろうアリシェムの謎、セナが我を忘れて別人になる謎、ドクター・ストレンジのほうが余裕で強そうなキャラクターをどう強くするのか、などなどモヤモヤしながら期待しつつ。

新たなフェーズのはじまりはもやもやさせて終わるのはしかたのないことかな。割と酷評が多いらしいのだけど、あたし的には決してそんなわけではなくて、映画史上最高潮に終焉を迎えたエンドゲームを超える大作を作り上げるのは、桁違いのアイディアやアクション、ドラマが必要だろうな、と感じているわけだよ。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、始まりに過ぎない──

このコピーがあるのだから、エンドゲームを超える最高傑作を塗り替える算段があるわけだからね!