2018.4.13
ノッティングヒルの恋人
公開から20年近く経つのが信じられないけど、今みても最高にいい映画。
脚本は、後に「ブリジット・ジョーンズの日記」などを書いたリチャード・カーティス。
ノッティングヒルの恋人の映画情報
原題 | Notting Hill | ||
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制作年 | 1999年 | 制作国 | イギリス |
上映時間 | 123分 | ジャンル | ロマンス |
映倫 | - |
監督 | ロジャー・ミッシェル |
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キャスト | ジュリア・ロバーツ |
以下「ノッティングヒルの恋人」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ノッティングヒルの恋人」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ノッティングヒルの恋人のあらすじ・ストーリー
ロンドンのノッティングヒル。旅行専門の本屋を営むウィリアム(ヒュー・グラント)はバツイチで、店も赤字、同居人はバカ。
ある日、ハリウッドの超人気女優アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)がウィリアムの店を訪れた。こんな奇跡みたいな日もあるのだと驚いた数時間後、街で再会。
それを機に、アナと数度会う仲になり、夢のような時間が過ぎたが、実はアナには恋人がいた。
ノッティングヒルの恋人をみた記録
何度みてもおもしろいってどういうことだろう。
この映画がヒットしていたのは、もう20年前だなんて信じられない。当時中学生のあたしには、こんなロマンス目もくれなかったけど、後にレンタルしてみたとき号泣したことを覚えてる。
そして、今も号泣してしまったから驚きだ。
なんて美しい愛なんだ!ずっと側にいたいっておもうひと、ずっと愛したいっておもうひと、巡り会うことは奇跡で、そこから愛を育むことも奇跡、それをずっと続けることも奇跡。
街角の本屋にフラッと入ったことから、ふたりの間にその奇跡が起こるなんて。
ここまで奇跡が重なるなら、これは奇跡ではなく運命だったのかもしれないよね。
男性はどうおもうか知らないけど、女のあたしには本物の愛に憧れてしかたない映画だ。
さえないただのバツイチ男という設定だけど、ヒュー・グラントのファンからすると、なにが冴えない男じゃ、こんなイギリスの色男ほかにいないからなって言いたい。
相手が女優だからか、ここまで手厚く女性に優しい文化は、きっと日本とはすこし違うところ。
もちろんウィリアムくらい優しい日本人もいるけど、大方、いい感じのロマンスになってもウィリアムのような対応をするひとは少ない。
しないのでもなく、できないのでもなく、文化が違うだけだ。でもそのなかには、する男性もいる。イキッてスマートにこなすのではなく、自然とするひと。当たり前だけど、そうゆー男性は多くないから貴重だ。なんなら、たいがい結婚してる。女性がこのひとを夫にしようっておもう確率が上がるに決まってるからだ。
嫉妬な話に変わってきてしまったけど、ウィリアムのように女性を愛せるひとに出会いたいとおもう。
現実に好きになるのは、ちょっとちがうタイプだけどな。
何年経っても、名作は名作。
セリフひとつひとつ、選び方もこの上ないものだとおもう。男性側の立場がメインでもあるし、特に言葉のチョイスは慎重だったはず。下心や乱暴なさ、男性ゆえの雑さを一切出さず、まさに紳士のような言葉だったとおもうよ。
ラストの「she」が流れるところでは声を上げて号泣。まだ泣けるか、この映画で。
じぶんの恋愛と照らし合わせちゃっているんだけどね〜!!
ヒュー・グラント
あたしに白いシャツ=セクシーを教えてくれたのは、ヒュー・グラントだ。イギリス人男性のセクシーさはスマートで紳士、だけどちょっと浮気なタイプという印象が一般的だったりすると思うけど、ヒュー・グラントはそこにビッタリ当たっている役者。
この映画ではヘナチョコな男性の設定だけれども、あたしにしてみれば、こんな色男を捨てる女も異常だし、こんな色男を前にしてアメリカの恋人が云々〜とか言うのも異常だ。
今となれば、誠実な男の役は確かにヒュー・グラントには不向きと言えるかもしれない。『セクシーだけど浮気な男』な役が多いのに、誠実な色男の役のヒュー・グラントを見られる「ノッティングヒルの恋人」はとても貴重。