2018.3.13
イニシエーション・ラブ
1986年〜1987年の静岡が舞台。原作はベストセラーの乾くるみの同名小説。
イニシエーション・ラブの映画情報
原題 | |||
---|---|---|---|
制作年 | 2015年 | 制作国 | 日本 |
上映時間 | 110分 | ジャンル | ロマンス |
映倫 | G | ||
オフィシャルWeb | https://www.toho.co.jp/movie/lineup/initiationlove.html |
監督 | 堤幸彦 |
---|---|
キャスト | 松田翔太 |
以下「イニシエーション・ラブ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「イニシエーション・ラブ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
イニシエーション・ラブのあらすじ・ストーリー
1986年コンパで鈴木(森田甘露)は成岡繭子(前田敦子)と出会った。デブでオシャレも知らない、女の子のことなんてもってのほかの鈴木夕樹は、はじめて惹かれた成岡繭子の影響でオシャレの勉強をしたりヘアスタイルを変えたり免許をとったり、成岡繭子に似合う男になるために努力した。努力は実り、晴れて成岡繭子と恋人になることができた。
鈴木は静岡で就職したが東京への転勤が決まり、ふたりは遠距離恋愛のような形になった。
イニシエーション・ラブをみた記録
最後の5分全てが覆る。あなたは必ず2回観る
このコピーを見ずに映画をみたのは、たぶん正解だったはず。小説のこともまったく知らなかった。友だちがおもしろいらしいよと教えてくれたのでみてみました。
映画開始から30分、大ハズレだとおもった。60分、やっぱりハズレだとおもった。80分、けっきょくハズレだとおもった。再生時間をチラチラみながら映画が進んでいった気持ち。それほどにつまんなかったのと、クライマックスがただの男女の別れ話だったらどうしようという不安と、まじでこれがおもしろい映画だったら日本終わってるな、と思ったほど。
結果、この映画のいいところを知らずにリタイアしそうになること数度。リタイアしなくてよかった。
ボーッと時間の無駄だと思いながらラストを迎えたが、さすがにラストは半分横になっていた体を起こした。ラストまで、あまりにもおもしろいところが1分もなかったから、考える時間がたくさんあった。なぜこんな映画に人気の前田敦子をつかったんだとか、松田翔太をつかったんだとか。舞台となる年代はあたしが生まれて少しくらい。こんな時代だったのか、ダサいな〜とか。そんなくだらないことだけではなく、映画の展開を予想したり、ぜんぶこれは幻でしたー!の最悪のシナリオまで想像した。いろいろ考えて、予想していなかった展開にしばらく時間が止まった。
もしかしたら、こうやってひたすらつまらなく時間が過ぎていくことも想定されていて、いろんなラストを考えることも想定されていて、むしろそうさせるようにこの映画は作られているのかもしれない。
そう考えたらこの映画めっちゃすごいかもしれない!
さすがに2回目突入にはならず、回想シーンとあたまのなかの思い返しで事足りた。だけどちょっと、おすすめです!