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天才スピヴェット
原題:The Young and Prodigious T.S. Spivet

天才スピヴェット

WOWOW で見つけて、"天才少年"てフレーズに一発で見たいとおもった天才スピヴェット。けっこう実話色あったりするジャンルだから、こういう系にピンときてしまう。
天才スピヴェットは小説が原作で事実とは無関係でした〜。
でもとてもおもしろかったよ。

天才スピヴェットの映画情報

監督
ジャン=ピエール・ジュネ
キャスト
カイル・キャトレット
ヘレナ・ボナム・カーター
ジュディ・デイヴィス
カラム・キース・レニー
ニーアム・ウィルソン
ジェイコブ・デイヴィーズ
ドミニク・ピノン
天才スピヴェットのネタバレを含む場合があります

以下、「天才スピヴェット」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
天才スピヴェット」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

天才スピヴェットのあらすじ・ストーリー

モンタナの田舎に暮らすスピヴェット一家。父(カラム・キース・レニー)はカウボーイで、10歳の息子T・S・スピヴェット(カイル・キャトレット)の天才的な学力に興味なし。あるとき、弟レイトンと遊んでいるときに事故で弟レイトン(ジェイコブ・デイヴィーズ)が死んでしまう。以来、スピヴェットは自分のせいで弟が死んでしまったと責めていた。
ある日、スミソニアン博物館からスピヴェットの発明がベアード賞を受賞した。開催される授賞式に招待され、家族に置き手紙を残し、単身で遠い遠いスミソニアン博物館へと向かう。

天才スピヴェットの感想・評価・レビュー

天才少年が大陸横断、天才少年が父親になりすましてスピーチ、この材料で想像するのはドタバタコメディ!
そうおもって見たのはまちがいだった。泣けるし笑えるし、すきな映画のひとつになったよ。

知的で表現豊かでしあわせで感動する。
さすがあたし、カンが外れまくりでぜんぜんコメディじゃないことにウケたけど、あまりにもいい話でほんとに泣ける。
家族からの関心は一切得られないのに、スピヴェットはひねくれずに家族を愛していること、同年代の普通の頭脳をバカにしないこと、じぶんを天才とはおもわず科学に身を捧げる志があること、心優しく勇気のあるこだということ、どこをとっても良い子で、そしてイヤミが一切ない。
こんなに良い子に育ったのはすこし変わった父と母、現代的な姉と弟の死、ひとつでも欠けてはいけないなにかの賜物なんだろう。

頭の良い子は肝が据わってるのかな。とても肝っ玉が大きくて、おとなしいフリしてやることは大胆、しかも淡々とこなすとゆーような。
スピヴェットの特徴ではなく、天才とは言わなくとも、あたしが知ってるズバ抜けて頭が良い友だちは器の大きいかんじだった気がする。
あたしの知っている頭の良い友だちは、すっごく頭が良かったのかはわかんないけどね。

発明だとか科学だとか、ロマンがあるものよね。
あたしはべつに学はなく、さらに科学なんて関わることは死んでもないであろう分野だけど、偉人が遂げてきた科学の話や努力ということばでは表せないような苦行の末に発見した発明や、あたしの知りえない世界の話を見聞きするのはワクワクするし興奮する。

天才少年はそういう心情を表に出さないからそれがまたにくいし、母性本能をくすぐるような。

あたしは子どもの好きなタイプもこーゆー無口で感情的でないひとのようで、じぶんが興味のあることはペラペラ我を忘れてしゃべる奴。
感情的になることはせず、できるだけエネルギーを消費しないよう過ごす奴。愛おしい、社会において不器用ぽい男。
天才少年はまたちがうけど、なにか近いものを感じた。

話はだいぶ逸れたけど、スピヴェットは子どもなので打算で感情を出さないわけではないのでご安心を。
大自然ののどかな景色も、大自然と大都会の対比もなんかものすごく映画を良いものにしているようで、ほんといい映画だとおもう。

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