2020.3.15
ダーティ・グランパ
監督は「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」(2016)の脚本家ダン・メイザー。
ロバート・デ・ニーロとザック・エフロンが共演:)
ダーティ・グランパの映画情報
原題 | Dirty Grandpa | ||
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制作年 | 2016年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 102分 | ジャンル | コメディ |
映倫 | R15+ | ||
オフィシャルWeb | http://dirtygrandpa.jp/ |
監督 | ダン・メイザー |
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キャスト | ロバート・デ・ニーロ |
以下「ダーティ・グランパ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ダーティ・グランパ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ダーティ・グランパのあらすじ・ストーリー
ジョージア州アトランタ。写真家になりたい夢はあったものの父の背を見て弁護士となったジェイソン・ケリー(ザック・エフロン)はメレディス(ジュリアン・ハフ)との結婚を控えていた。
そんな矢先、祖母が亡くなり、葬式に参列していた。祖母の死を悲しむ祖父ディック(ロバート・デ・ニーロ)は、葬式を終えると一転、ジェイソンにフロリダに連れていけと頼む。運転できないディックを連れ、結婚式を控えて忙しいジェイソンは日帰り旅行の約束で運転を任されフロリダへ向かう。
途中に寄った店で、ジェイソンは高校の同級生シャディア(ゾーイ・ドゥイッチ)に再会。一緒にいたシャディアの友だちレノーア(オーブリー・プラザ)は、大学教授に抱かれたいと思っているところで、ディックは自分が教授でジェイソンはカメラマンだと嘘をつく。レノーアはちょうど大学教授に抱かれたいと思っていたためディックに猛アタックがはじまる。
一向は別れ、ゴルフを楽しんだりするが、ディックの目的はフロリダへ行くことではなく、久しぶりの独身生活を謳歌するために若い女のことエッチすることが目的であったため、とにかくはちゃめちゃに遊びまくる。途中出会ったパム(ジェイソン・マンツォーカス)のクレイジーな行動も手伝って、ジェイソンは見事にディックに振り回され、厳しい妻からの電話も出れず、電話する約束を忘れてしまう。
酒や薬でハジけまくり我を失ったジェイソンは警察に勾留されるなど大波乱。しかし翌日どうにかメレディスと話し早々に帰ろうとディックを連れ出そうとするが、またディックに言い込められてしまう。
やがて、ディックが奔放に生きる姿を見て、自分が真面目に生きてきたことを考え直しはじめる。さらに同級生シャディアが自分の思いのままに生きる姿を見て、カメラマンになりたいと思っていた夢を思い出していた。
ドタバタの旅を終えアトランタに戻り、結婚式がはじまった。しかしディックのおかげで結婚式は台無し。ジェイソンの想いはメレディスにはなく、さらにメレディスもジェイソン不在の間に浮気をしたことを告白。結婚式はブチ壊れ、ジェイソンは旅に出ようとするシャディアをディックとパムに手伝ってもらって追いかける。
シャディアが乗るバスを止めたが、シャディアの旅を止めることはできず、ジェイソンはシャディアと共に旅に出ることを決意。ふたりは一緒に旅に出ることになった。
父が敷いたレールを歩かせることなく、自分で道を切り開くことをスタートしたジェイソンに安心して帰宅したディックだったが、なんと自宅にいたのはレノーア。レノーアは教授ではないディックに恋し、抱かれるためにやってきたのだった。
ジェイソンとシャディアが旅から戻ったころ、ディックとレノーアは結婚し、さらに息子までもうけ、元気なディックなのであった。
ダーティ・グランパをみた記録
ロバート・デ・ニーロが下品なエロジジイを好演したことに驚いた人は多いはず。ロバート・デ・ニーロが出ているコメディはどんなものだろう、という興味でいざみてみたら、こんなロバート・デ・ニーロが見られるとは。
こんな映画に出るなんて、エージェントは何をしているんだとか、これまでの功績に泥をぬったとか、頭がおかしくなったのかとか、そんなことを言う人も多いようだけど、あたし的にはこんなロバート・デ・ニーロをみることができてラッキー♪という気持ち。なんと言ってもロバート・デ・ニーロの一人遊びシーンは驚愕!この脚本をみて出演を決めた彼の役者根性に脱帽するね。
さらにザック・エフロンだって大したものだ。爽やかフレッシュボーイを卒業し、これからオリジナルの味をじわじわを作っている途中なのだと思うけど、いわゆる体当たりで演じる必要があるこの映画に出演したこと、ロバート・デ・ニーロと共演することは、彼にとって大きな糧になるはず。ふざけた映画もぜったい役者たちのためになるはずだけど、この映画はロバート・デ・ニーロがいるんだから、そんじゃそこらのコメディとは大違いなのだ。
肝心のストーリーと言えば、アホだし笑えないし女のこ好きになれないし、ぜんぜんおもしろくないんだけどね。こういう映画をみると、手をかけ時間をかけ金をかけた大きな映画をみたくなるんだけど、ロバート・デ・ニーロのいつもとは違う顔を見られたことに感謝だけは忘れないでおこう。