2018.7.22
ボルト
原題:BOLT
2008年の第81回アカデミー賞長編アニメ賞にノミネート。ちなみに受賞は「ウォーリー」。あ〜この年ね!
ペニーの声を、なんとマイリー・サイラスがやってるんだよ。あとボルトの声は、ジョン・トラヴォルタ!ジョン・トラヴォルタ?ジョン・トラヴォルタ!
カテゴリー:アニメ
ボルトの映画情報
原題 | BOLT | ||
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制作年 | 2008年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 96分 | ジャンル | アニメ |
映倫 | - |
監督 | バイロン・ハワード、クリス・ウィリアムズ |
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キャスト | ジョン・トラヴォルタ |
以下「ボルト」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「ボルト」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
ボルトのあらすじ・ストーリー
子犬のころペニーと出会った犬のボルト。テレビドラマのスタジオで育ち、ドラマに出演する役者犬だった。
ドラマの制作関係者は、ボルトにリアリティーのある演技をさせるために、ドラマの中の世界をボルトに信じ込ませていた。
ある日、ドラマの緊迫したシーンに興奮し、ボルトはスタジオの外へと飛び出してしまう。相棒のペニーを追って、ボルトの長い旅がはじまるが…。
ボルトをみた記録
タレント犬ボルトと飼い主ペニーの深い絆のストーリー。トゥルーマン・ショーの犬版みたいなところでもあるのだけど、しょせん犬と思っているとちょっと違う。どうして動物に声をつけるだけで感情が湧き出て、人間に対してのそれと同様に感情移入してしまうのか不思議。
じぶんの存在ってなに?と思うことって、たぶん誰でも経験があると思うけど、大抵の場合、信頼とか絆できちんと結ばれていて、悩んだとしてもすぐに存在意義を確認して前を向けたりするはず。逆に存在意義が不明のまま、とりあえず生活しているひとは毎日に潤いがないのかもしれない。必要とされたり、顔をみたい存在だったり、話し相手だったり、日課のひとつという存在だったり、なにかしら人とのつながることで成立する存在意義がまったく見出せない人もいるかもしれない。ボルトは存在意義を見失い、存在意義を確かめるためにペニーのもとへ戻る旅をする。
そんなことを想像しながら、ボルトの右も左もわからない旅を見ていると、かわいそうでかわいそうでもどかしくて、涙が出てきちゃうわけ。心細い気持ち、不安な気持ち、寂しい気持ち、経験したことがない感情とたたかう姿は、たかが犬、のそれではなかったよ。現実のただハァハァしている犬も、ボルトのようにいろんな感情があるのかもしれないね。
意外にも感情を揺さぶられるストーリーなのでおすすめでーす。