
前回から2年後に公開された「新宿スワン」の続編。
今回は映倫G。確かに、今回のは子どもでも大丈夫そう。
新宿スワンⅡの映画情報
- 2017年制作
- 133分
- 日本制作のドラマ、アクション映画
- 映倫(G)
- オフィシャルサイト
- 監督
- 園子温
- キャスト
- 綾野剛
浅野忠信
伊勢谷友介
深水元基
金子ノブアキ
村上淳
久保田悠来
上地雄輔
広瀬アリス
高橋メアリージュン
桐山漣
中野裕太
中野英雄
笹野高史
要潤
神尾佑
山田優
豊原功補
吉田鋼太郎
椎名桔平

以下、「新宿スワンⅡ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「新宿スワンⅡ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
新宿スワンⅡのあらすじ・ストーリー
話は南秀吉が亡くなってから1年後。
スカウト会社バーストはさらにエリアを拡大しようと、滝正樹(浅野忠信)のスカウト会社ウィザードが仕切る横浜へ進出する。横浜へ向かうは、滝正樹と因縁のある横浜出身の関玄介(深水元基)と白鳥龍彦(綾野剛)たち。
新宿スワンⅡの感想・評価・レビュー
今回はさらに役者が豪華で驚いた。浅野忠信に椎名桔平、中野英雄。いよいよマジの大御所がでてきてワクワクドキドキ度が増した。
新宿を飛び出して向かう場所と聞くと、大阪か横浜ってかんじ。新宿が敵対するのに関西人かオシャレな横浜を選ぶのは納得。で、今回横浜へ行くことになったわけだけど、その通りオシャレでオシャレで。新宿からきた男たちはスーツ姿で、大してガタイもよくないのに汗臭さの残るダサさ。(安心したのは旧ハーレムのスカウトマンたちとうまくやっていってるところ。)それがまた良いところでもあるんだけど。
そう考えると、横浜のおにーちゃんたちはチーマー的なガキくささがあるかもしれないね、オシャレな分。
話は前回よりもすこしだけレベルを上げていて、厳しい縄張り社会で生き残る術とか、さらに上の大人たちの問題とか、クソガキの抗争から大人の存続争いに変わってきた。
若干、中盤中だるみを感じたものの、きれいに終わりに向かったのは主要人物がすこし多いことかな。ぜんぶの役者をいいところでうまく使って辻褄をピタッと合わせたかんじ。
こいつこの映画にどう必要やねん、とおもった小沢まゆみ(広瀬アリス)も華々しく活躍させてあげてた。
登場人物が一気に増えたことで、前回よりも話はすこし複雑になったし、すべての回収にも仕掛けや時間が必要になった。けど、前回よりも若干短めの上映時間。なにか減った要素があるんだけど、それは前回痒くなった熱さだったと思う。ま、それはべつに問題とはおもわやいけど。
気になるのは、前回が非常にちょうど良かったということ。ワクワクするくらい大御所が増えたのは拍手だけど、ぜんぶ複雑に回収していったために、情報量過多でうるさかった。
脚本を作る人ってたいへんよね。
最後に、浅野忠信について少しおもったこと。
いまやハリウッド俳優のポジションだけど、今回もっとも大根だったとおもうのはあたしだけなのかな。山田優のほうがまだマシだったよ。浅野忠信の映画って、「マイティ・ソー」と「バトル・シップ」しか見たことないかも。笑える。
彼は声もひどくて、きっと吹き替えとか声優も大根なんじゃないかと予想するよ。
パーソナルな女性関係のことは自由だから、とやかく言うべきではないけど、それよりも役者としてかなりのレベルアップが必要なんでないのかしら。
ぶっきら棒が売りで、キャスティングもそれ込みなら納得せざるを得ないけどな。

役者について思うこと
深水元基
あたしのなかで今回もっとも輝いていたのは、関玄介(深水元基)だった。なにこの男、ちょーかっこいんだけどって前回もおもったけど、今回もすきになってしまうかとおもった。役柄もそうだけど、たぶんこのひとハートも男前だとおもう。独身なら立候補したいかも。(fool!)
だけど、関玄介と滝正樹がメインの話なのに、中盤関くんなにしてんねんと思わせる中だるみはなんだったんだろうね。
てか、この男のエピソードをチョイスしたってことは、さらに続編があってもおかしくないね。もっと重要な男がいるし。