2019.12.30
グッドモーニング,ベトナム
当時実際に米軍放送のDJであるエイドリアン・クロナウアーをモデルにベトナム戦争を描いた映画。
ロビン・ウィリアムズはアカデミー主演男優賞とゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート、ゴールデングローブ賞を受賞。
グッドモーニング,ベトナムの映画情報
原題 | Good Morning, Vietnam | ||
---|---|---|---|
制作年 | 1987年 | 制作国 | アメリカ |
上映時間 | 121分 | ジャンル | 戦争ドラマ |
映倫 | G |
監督 | バリー・レヴィンソン |
---|---|
キャスト | ロビン・ウィリアムズ |
以下「グッドモーニング,ベトナム」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「グッドモーニング,ベトナム」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
グッドモーニング,ベトナムのあらすじ・ストーリー
1965年。ベトナムのサイゴンにある米軍の放送局にDJとして赴任したクロンナウアーは朝のラジオ番組への出演を続け、そこでなんでもありの過激トークを繰り広げ、兵士たちから熱烈な支持を獲得する。一方、ベトナム戦争の戦況は混迷し、クロンナウアー自身、何度も危険な目に遭う事態に。やがて表現の自由を大切にしたいクロンナウアーは、国防総省スタッフによる検閲を無視しようとしたため、番組から降ろされてしまい……。
グッドモーニング,ベトナムをみた記録
ロビン・ウィリアムズの傑作のひとつと言われてるグッドモーニング,ベトナム。ベトナム戦争映画としては特に一線を画し、独自の視点で戦争を描いたとして注目されたらしい。
たしかに痛々しい描写は戦争映画としては極端に少なく、むしろコメディなのかドラマなのか、そちら寄りに作られていてこわいことはない。戦争の悲惨さ不条理さをやわらかく表現しているが合ってるかも。
ベトナムのサイゴンに、兵士たちの士気を上げるため陽気なラジオDJがやってくる。クロンナウアはドンピシャでみんなの人気者になったけど、それがおもしろくないと思うやつもいる。だけどへこたれることなくクロンナウアはラジオでジョークを飛ばし続ける。
残念ながら、クロンナウアのジョークがさっぱりなにがなんだか。あれ日本人はきいていてわかるひといるのかな。割とけっこう長い時間ペラペラと米兵がおなかよじれるくらい笑うジョークをかましていたけども、文化の違いと言語が不理解、時代の違いもあるのか、わけがわからずポカンだった。話している内容は理解できなくても映画の重要部分は理解できるだろうし、むしろもっと大事なものがあるのだけど、、、あのジョークを少しでも笑えたらだいぶこの映画の捉え方が違ってくるだろうな。
とはいえ、戦争がいかにバカなことかが本題であるので、そこが最も大事なテーマであるんだけども、後半になっていよいよ戦争の無情さが露わになってくる。途中まで、これベトナム戦争の映画なんだっけかと忘れるくらい、米兵のスターがケラケラおしゃべりして女のこ追いかけまわして余裕のコメディ。後半の急展開で、みている人間は戦争という現実を知らしめられる。この展開はけっこうすきなやつだ。
絶賛されている映画の、もっと奥深くをあたしは感じ取ることはできなかったようで、割と冷静にみおえたけど、ロビン・ウィリアムズの芝居が評価されていることは理解できるかも。アドリブが多いらしいことを聞いていたから余計に納得だ。