あらすじ・ストーリー
1941年、ドイツ軍に侵攻され、ナチス親衛隊と地元警察によってユダヤ人狩りが始まったベラルーシ。両親を殺されたトゥヴィア、ズシュ、アザエルのビエルスキ兄弟は森の中へ逃げ込み、生きる手立てを模索していた。すると彼らの周りにはやがて、逃げ惑っていた同胞のユダヤ人が次々に合流してくるのだった。またそんな中、トゥヴィアは両親を殺した犯人を突き止め、復讐を果たす。日に日にユダヤ人が集まり、食料や武器を調達しながら共同体を築いていくトゥヴィアたち。やがて、彼らは“ビエルスキ・パルチザン(民衆による非正規軍)”を名乗り、銃を手にドイツ軍への抵抗を始めるのだが…。
引用元https://www.allcinema.net/cinema/332706
ディファイアンスをみた記録
いまの平和があるのは戦争を生き抜いた彼らのおかげであるが、ユダヤ人迫害の歴史といい、今なお続く中東の宗教戦争といい、どうにもならない人間の思考の違いや信仰には、晴らしようがなくやりきれない。教育がいかに“人間らしく生きる”文明をつくってきたか、日本人ならほとんどのひとが理解している。たった80-85年くらいの年月で国の洗脳から解かれた日本の現フェーズは歴史的にみたら急激な成長だ。日本よりも豊かな国はあるけど、(本質はどうなのかはさておき)自由で教養のある国はただのひとつもなくて、諸外国がまだまだイカれた動物が多いのはしかたない。
数年、集落をつくって生き延びたユダヤ人のパルチザンの実話。映画のために脚色がされているみたいだけど、ユダヤ人1200人を救った兄弟たちに感動した!悲惨な痛ましい戦争のなか、リーダーとしてどうあるべきか、大勢で生き延びるためのむつかしい決断に葛藤する姿や兄弟の絆を描く。はからずも長男だから自然にリーダーとなったトゥヴィアはリーダーとしてよく悩んだが、向いていないような気がした。短期間でグッとたくましくなった弟のアザエルのほうがリーダーの素質があるようにみえた(長女だからよくわかる、慎重なタイプで判断が遅く、意外にもリーダーに向いていないのが長子なんだよな)。だからといって次男ズシュは血の気が多く、戦争は永久に終わらないタイプだ。三男アザエルは極端な兄らをみて、話している内容も理解できて、最善とおもえることを怖気づくことなく実行できるタイプだ。四男はまだ子どもすぎた。
という具合に、背景のユダヤ人が迫害される地獄とはあまり関係なく、リーダーとは、ひとが集団で生活するとごく自然に起こる問題とは、ということがテーマのようにおもえてきて、激しい戦争映画とはちがうドラマ感があった。あくまでも兄弟たちにスポットを当てたものなのでとうぜんなのだけど、人間ドラマを描いた映画です。ディファイアンス(Defiance)抵抗よりパルチザンリーダー!
ダニエル・クレイグがどうしても浮いてみえてしまったのはきっと偏見だと反省していますが、最大限色気を削ぎ落としていた努力は垣間みえます。