2024.12.21

シビル・ウォー アメリカ最後の日
特にアメリカでは映画賞へのノミネートもないが、なぜか第48回日本アカデミー賞で外国作品賞にノミネート。
シビル・ウォー アメリカ最後の日の映画情報
原題 | Civil War | ||
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制作年 | 2024年 | 制作国 | アメリカ、イギリス |
上映時間 | 109分 | ジャンル | 戦争サスペンス |
映倫 | PG12 | ||
オフィシャルWeb | https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/ |
監督 | アレックス・ガーランド |
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キャスト | キルスティン・ダンスト |

以下「シビル・ウォー アメリカ最後の日」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
「シビル・ウォー アメリカ最後の日」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。
シビル・ウォー アメリカ最後の日のあらすじ・ストーリー
連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている——」。就任 “3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていくー
引用元https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/
シビル・ウォー アメリカ最後の日をみた記録
大統領の暴挙によって西武勢力(WF)が発足しアメリカは大統領率いる政府軍とWFによる内戦をリーたち戦場カメラマンの記者の視点から描く。
ベテランカメラマンのリー、記者ジョエル、リーの師匠である記者サミーに加え、リーに憧れて戦場カメラマンを志すジェシーの4人は、ワシントンD.C.で大統領のインタビューを撮るためにニューヨークを出発した。ワシントンD.C.までの1000キロ以上にもおよぶ道のりを進んでいくが、時折遭遇する政府軍と西部勢力の撃ち合いでもシャッターをきり続け、戦争の現実をカメラにおさめていく。
ベテランではあるが情熱は失ったリーとは対照的に、リーに憧れて情熱があふれ高ぶるジェシーはこれまで知ることのなかった戦争の現実に怖気付くが、リーの助言によってじょじょに成長していく。リーも昔のじぶんをおもい出すかのように、また悲しい事件を経験することで忘れていた心を取り戻すように成長していく。
いつ衝突の危機があるかわからないし、いつ流れ弾が当たるかもわからないが、とにかくシャッターをきり続ける。終始、張りつめた緊張感を味わうのでなかなか疲れるが、戦争にかかわる映画をはじめるにはちょうどよさそうだ。ホラー映画なんかよりも怖い、むしろトップオブトップにこわい!なんてレビューもあるみたいだけど、さすがにそれは戦争映画を知らなすぎだろう。もっと酷いシーンがリアルに描かれる戦争映画を何十本もみている40-50過ぎの戦争オタクなおじさんたちの評価をきいてみたいところだ。とはいえこれは戦争映画には分類されないかもしれないのだけど。
わたしが死んでもシャッターをきるのか、なんてセリフがあるあたりでそれなりに最後を想像してしまう点、とつぜん知らない男ふたりが現れて並走しながら乗り移る芸を見せられ、子どもに戻ったようにジェシーも調子に乗って知らない車に乗ってどこかいっちゃったシーンの藪から棒に別の映画みたいになる点、特に後者は罪深い。
見知らぬ男らに強盗、略奪されそうになって――という流れなら納得だし、現実にもありそうなのにね。このシーンだけは意味がわからなくて、むしろちょっと気もちわるくて、この映画のすべてを壊して台無しにしたポイントだとおもいます。非常に残念ですね。
ニューヨークからワシントンD.C.まで、少々遠回りはあるものの1000キロ以上もある、というのかもっともびっくりしたポイント、MBPに決まりです。
この映画、今年イチ!だとかいうひともいるみたいで、とっても人気みたい。人それぞれでよいことだけど、ちょっとじぶんのことが心配になっちゃった😉