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2022.1.24

オンリー・ザ・ブレイブ

オンリー・ザ・ブレイブ

2013年にアメリカのアリゾナ州で発生した巨大山火事「ヤーネルヒル火災」に立ち向かった精鋭消防部隊、グラナイト・マウンテン・ホットショッツの実話を基に作られた映画。

オンリー・ザ・ブレイブの映画情報

原題 Only the Brave
制作年 2017年 制作国 アメリカ
上映時間 134分 ジャンル 伝記ドラマ
映倫 G
オフィシャルWeb https://gaga.ne.jp/otb/
監督 ジョセフ・コシンスキー
キャスト

ジョシュ・ブローリン
マイルズ・テラー
ジェフ・ブリッジス
ジェームズ・バッジ・デール
テイラー・キッチュ
ジェニファー・コネリー

オンリー・ザ・ブレイブのネタバレを含む場合があります

以下「オンリー・ザ・ブレイブ」の感想・評価・レビューの内容は、ネタバレを含む場合があります。
オンリー・ザ・ブレイブ」をまだご覧になられていない方は、十分にご注意ください。

オンリー・ザ・ブレイブのあらすじ・ストーリー

猛烈な勢いで山を焼き尽くす炎。近隣住民も森に住む動物たちも一斉に逃げ出す中、炎に突入しチェーンソーで次々と木を切り倒す男たちがいる。アリゾナ州プレスコット市の森林消防隊員たちだ。火の動きを読んだ指揮官のマーシュ(ジョシュ・ブローリン)は、迎え火を焚き、火をもって火災を抑え込もうとする。だが、現場の権限を持つ米国農務省の“ホットショット(精鋭部隊)”に、「“市”レベルの消防隊員が余計な口出しをするな」と言われてしまう。
麻薬にセックスに・・・と堕落した日々を過ごしていたマクドナウ(マイルズ・テラー)は、ある日、数か月前に別れた恋人が妊娠している事を知る。動揺し彼女に会いに行くが、「この子は私と家族で育てるから、あなたは関わらないで」と拒絶され、むしゃくしゃした勢いで駐車中の車から携帯を窃盗、その場で逮捕される。何とか仮釈放されるも、母親に家からも追い出され、何処にも居場所が無くなったマクドナウが向かったのは、新人募集の案内を出していたマーシュ率いる森林消防隊だった。
採用面接中、一目でマクドナウが薬物中毒だったことを見抜くマーシュ。他の隊員が「あいつは何でも中途半端なダメな奴だ」と猛反対する中、マーシュは窃盗罪で保護観察中の彼を採用する。「生まれたばかりの娘を幸せにしたい」、「人間として生まれ変わりたい」という決意を買ったのだ。

新しいメンバーも増え、またいつも通りの地獄のような訓練を始める消防員たち。マクドナウのことを信じていなかった他の隊員たちとも、命を預け合う現場を通して次第に絆が深まっていく。そんな隊員たちを誇りに思い、自分たちも“ホットショット”になりたいという夢を捨てきれないマーシュは、妻のアマンダ(ジェニファー・コネリー)に勧められ、市の消防署長で親友でもあるデュエイン(ジェフ・ブリッジス)に、自分たちのチームを“ホットショット”に認定してほしいと相談する。地方自治体の消防隊が“ホットショット”に昇格した前例はなかったが、彼らの実力に惚れ込むデュエインに説得された市長は、審査を受けられるよう手配するのだった。
そんなある日、チリカウア山脈で発生した火災へ駆けつけ、まさに本番で認定審査を受けることになるマーシュたち。強風にあおられる火災を食い止めるために、マーシュは炎の“燃料”となる木々を焼くという判断を下すが、審査官から迎え火で火事がさらに勢いを増すと静止される。二人は激しい口論となり、マーシュは審査官に「あんたは黙ってろ!」と怒鳴ってしまう。
結果は、マーシュの勝利だった。マーシュを心から敬愛する副官ジェシー(ジェームズ・バッジ・デール)は、「審査がダメでも俺たちは森を救った」と誇らしげに胸を張り、隊員たちも深くうなずくのだった。
審査発表の日、「君たちのボスは生意気だが、君たちは最高の消防士だ」という審査官からのメッセージと共に“ホットショット”への昇格が告げられる。だが、隊員たちの歓喜も束の間、愛する家族を残して火災に立ち向かう彼らを、アメリカ史上最も恐ろしい、山を飲み込むような巨大山火事が待ち受けていた──。

引用元https://gaga.ne.jp/otb/

オンリー・ザ・ブレイブをみた記録

山火事の消火活動をするホットショットの伝記。ホットショットとは国のエリート森林火災消防隊で、消防の世界のネイビーシールズとも呼ばれているのだとか。

日本でもたまに山火事のニュースがあるが、ほとんもが数週間以上燃え続けるなんてことは聞いたことがない。アメリカとなると、そのスケールが大きくなるようで、多いときで毎日10件以上の山火事が起きていることになるらしい。特に近年は山火事が増加傾向だそう。しかも、発生する山火事の95%は人為的なものだっていうので驚く。山火事についてはこちらのページを参照。

なんてちょっと調べただけでも、アメリカという国の山火事事情は日本とはまったく違うもので、山火事に立ち向かう精鋭部隊がいることすら知らなかったわけで、大変に感動をもらいました。

みんなそれぞれ過酷な仕事をしているだろうけど、この山火事消火部隊もとてつもなく過酷な仕事。風を読んで、燃え広がる火災を水を使わずに制する仕事。時には火災の消化に火を使うという。

人間ドラマを織り交ぜつつ、死と隣り合わせで市民の暮らしを守ることを生業にしている男たちを記録した一本。美談にまとめることもなく、ただ男たちが果敢に突き進んでいったことをあたしたちに教えてくれる映画。

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